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1945年、日本の統治が終わり国民党政府が来た台湾。激動の時代に翻弄されるある家族の運命。
舞台は1945年から1949年の台湾北部の港町・九份。日本の敗戦と国民党政府の到来に揺れる時代。写真館を営む長男、上海で消息を絶った次男、精神を病んだ三男、そして耳が不自由な四男・文清。時代の荒波は、静かに暮らす林家にも容赦なく押し寄せる。ある日、文清は反政府活動家と見なされ、理不尽な弾圧の対象に。筆談で心を通わせる看護師・寛美とのささやかな幸せも、歴史の渦に飲み込まれていく。声なき人々の悲しみと愛を描く、台湾現代史の一大叙事詩。
ネット上の声
- 悲しみの終わらない国
- 被支配者の憂い。
- これが九份
- 最近エドワード・ヤンの作品を観てたから、同じ台湾ニューシネマの映画監督として、ホ
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国台湾
- 時間159分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演トニー・レオン
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台湾の美しい自然を背景に描かれる、少年と少女の淡い初恋。その切なくも美しい行方。
1970年代、台湾の山間の小さな村。幼なじみのワンとフンは、いつも一緒だった。中学を卒業し、ワンは出稼ぎのために大都市・台北へ。やがてフンも彼を追って上京し、慣れない都会暮らしの中で互いを支え合う。休日に交わすささやかなデート、故郷を想う気持ち。しかし、ワンの兵役が二人の運命を静かに変えていく。会えない時間が育む不安と、都会の空気がもたらす心の変化。瑞々しい風景の中に描かれる、初恋のときめきと、抗えない時の流れがもたらす切ない結末の予感。
ネット上の声
- 幼なじみとの淡い恋心が切ない純愛なラブストーリー
- ただ思い続けるだけの愛では世の中不十分。
- よくわかりませんでした☆1.5
- その恋は透き通って美しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国台湾
- 時間110分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演ワン・ジンウェン
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激動の20世紀台湾史を背景に、一人の人形遣いの人生を映し出す。芸に生き、時代に翻弄された男の壮大な一代記。
1909年、日本の統治下にあった台湾。布袋戯(人形劇)の天才、李天祿の波乱に満ちた半生を、彼自身の語りと共に描く。芸の道に生きることを決意した少年時代、結婚、そして戦争の影。日本の皇民化政策により、伝統的な演目は禁じられ、国策宣伝劇を演じることを強いられる苦悩。時代の荒波に翻弄されながらも、決して芸への情熱を失わなかった男の姿。歴史の渦の中で、庶民がいかに生き抜いたかを静かに、そして力強く見つめる映像詩。
ネット上の声
- 【自然は現実を無視する】
- 半生ものの描き方
- 侯孝賢鑑賞会vol.5
- この映画、現時点(2017年)では、なかなか上映されずDVD発売もされないので、
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国台湾
- 時間143分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演リー・ティエンルー
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台湾の伝統人形劇「布袋戯」。人間国宝の父を持つ、ある人形遣いの栄光と葛藤、そして芸の伝承を巡る物語。
台湾で長年愛されてきた伝統芸能、人形劇「布袋戯」。その世界で人間国宝と称えられた父を持つ、熟練の人形遣いチェン・シーホァン。偉大すぎる父の影、時代の変化と共に失われゆく伝統への危機感。彼は自らの劇団を率いて、この美しい文化を次世代に繋ごうと奮闘。父との確執、弟子との関係、そして国境を越えた公演への挑戦。一つの芸に人生を捧げた男の、誇りと孤独、そして未来への願いを記録した感動のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 男は誰でも二度生まれる。一度目は母の子宮から。二度目は父から離れるとき。
- 今度人生初の海外旅行します!台湾行きます!ということで見た
- 老師。元帥。亀仙人。
- 帯に短し、襷に長し
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国台湾
- 時間99分
- 監督ヤン・リージョウ
- 主演チェン・シーホァン