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80歳の姿で生まれ、若返っていく男の数奇な人生。時間と逆行する運命の中で見つけた、愛と喪失の物語。
第一次世界大戦末期のアメリカ・ニューオーリンズ。一人の赤ん坊が80代の老人の姿で誕生。ベンジャミン・バトンと名付けられた彼の人生は、他人とは逆方向に進む運命。老人ホームで過ごす奇妙な幼少期、そして若返るごとに経験する様々な出会いと別れ。特に、少女デイジーとの出会いは彼の人生を大きく変える。時が経つにつれ、若返る彼と年を重ねる彼女。二人の人生が一度だけ交差する瞬間。愛するが故の苦悩と、人生の喜びを描く、壮大な愛の叙事詩。
ネット上の声
- 人生における普遍的なものが輝きだします!
- 多くの人の記憶に残る映画にはなるはず
- ファンタジー映画だけが射抜く真実
- 彼の側には、いつも嵐があった。
恋愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国アメリカ
- 時間167分
- 監督デヴィッド・フィンチャー
- 主演ブラッド・ピット
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スペインの名匠ペドロ・アルモドバルによる初の長編英語劇で、2024年・第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞したヒューマンドラマ。ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアという当代きっての演技派の2人が共演し、病に侵され安楽死を望む女性と、彼女に寄り添う親友のかけがえのない数日間を描く。
重い病に侵されたマーサは、かつての親友イングリッドと再会し、会っていなかった時間を埋めるように、病室で語らう日々を過ごしていた。治療を拒み、自らの意志で安楽死を望むマーサは、人の気配を感じながら最期を迎えたいと願い、“その日”が来る時にはイングリッドに隣の部屋にいてほしいと頼む。悩んだ末にマーサの最期に寄り添うことを決めたイングリッドは、マーサが借りた森の中の小さな家で暮らし始める。マーサはイングリッドに「ドアを開けて寝るけれど、もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にはいない」と告げ、マーサが最期を迎えるまでの短い数日間が始まる。
「フィクサー」でアカデミー助演女優賞を受賞し、アルモドバルの短編英語劇「ヒューマン・ボイス」にも主演したティルダ・スウィントンがマーサを演じ、「アリスのままで」でアカデミー主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアが親友イングリッド役を務めた。
ネット上の声
- どう死ぬかは、どう生きたかということ
- 結構重い作品。死とは何か考えてしまった
- 変わった座組のアルモドバル映画
- 尊厳死、難しい問題です😱
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国スペイン
- 時間107分
- 監督ペドロ・アルモドバル
- 主演ティルダ・スウィントン
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愛する我が子は、なぜ怪物になったのか。自由奔放な母が息子の凶行の謎と自らの罪に向き合う、衝撃のサイコスリラー。
かつて自由な旅を愛した作家エヴァ。予期せぬ妊娠を機に、夫フランクリンと郊外で家庭を築く決意。しかし、生まれた息子ケヴィンは幼い頃から彼女にだけ心を開かず、不気味な反抗を繰り返す日々。成長するにつれ、ケヴィンの悪意は増し、家庭内に不穏な空気が充満。そして15歳の誕生日、ケヴィンは学校で弓矢による無差別殺傷事件という、想像を絶する凶行。事件後、世間から憎悪の目を向けられるエヴァ。彼女は過去の記憶を辿り、息子の中に潜む闇と、母親としての自らの責任という終わりのない問いへの直面。
ネット上の声
- 原題と日本題でどうしてこんなに違うのかとはずっと思ってた。 序盤か...
- 衝撃の傑作。重い命題を突きつける問題作。
- 子を持つ親にはこれ以上の恐怖はないだろう
- 愛されるべき者が愛され得ぬことの悲惨
殺人鬼が暴れる、 サスペンス
- 製作年2011年
- 製作国イギリス
- 時間112分
- 監督リン・ラムジー
- 主演ティルダ・スウィントン
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巨大企業に連れ去られた"親友"オクジャを救うため、少女ミジャが世界を股に掛けて戦う、感動のアクションアドベンチャー。
韓国の山奥で、巨大な動物オクジャと家族のように暮らす少女ミジャ。オクジャは、巨大多国籍企業ミランド社が生み出した"スーパーピッグ"だった。10年間の穏やかな日々は、ミランド社がオクジャをニューヨークへ連れ去ることで終わりを告げる。ミジャはただ一心にオクジャを救うため、故郷を飛び出し、ソウル、そしてニューヨークへと向かう危険な冒険へ。彼女を待ち受けるのは、巨大企業の陰謀と、動物解放戦線の過激な活動家たち。少女の純粋な愛が、世界の食肉産業の闇に立ち向かう。
ネット上の声
- 友達が最後が大事というから気になったけど
- ボンジュノにしては普通
- ものすごく変てこな映画
- ついにポン・ジュノ「オクジャ okja」を観る。サムギョプサルとデ...
アドベンチャー(冒険)
- 製作年2017年
- 製作国アメリカ,韓国
- 時間---分
- 監督ポン・ジュノ
- 主演ティルダ・スウィントン
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20世紀フランスの架空の街から、風変わりな記者たちが贈る最後の雑誌。ウェス・アンダーソンが描く、ジャーナリズムへのラブレター。
舞台は20世紀フランスの架空の街、アンニュイ・シュール・ブラゼ。米国カンザス州の新聞社の支局「フレンチ・ディスパッチ」の編集長が急死し、その遺言により雑誌は廃刊が決定。これは、個性豊かな記者たちが手掛けた記事で構成される、感動の最終号の物語。収録されるのは、「コンクリートの傑作」を生んだ囚人画家、「学生運動の理想と恋」、そして「美食と警察」を巡る誘拐事件の三つのストーリー。ウェス・アンダーソン監督の美学が詰まった、動く雑誌のようなオムニバス映画。
ネット上の声
- 古き良き雑誌文化を懐かしむ。ウェス・アンダーソン作品にしては間口がやや狭いか
- 監督作10作目記念にふさわしい!見るべき所が多い贅沢な作品
- ウェス・アンダーソン映画にはまだまだ伸びしろがあった。
- 見ているだけで笑顔になる。触れてるだけで幸せになる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督ウェス・アンダーソン
- 主演ベニチオ・デル・トロ
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何世紀も愛し合う吸血鬼カップル。現代世界で静かに生きる彼らの日常に、予測不能な妹が波乱を巻き起こす。
現代のデトロイトで隠遁生活を送る、カリスマ的ミュージシャンのアダム。遠く離れたタンジールで暮らす恋人イヴは、彼の憂鬱を察し再会。何世紀にもわたり、世界の芸術や文化を吸収しながら愛を育んできた二人。しかし、彼らの静寂な日々は、イヴの奔放な妹エヴァの突然の来訪によって一変。抑えきれない吸血鬼の本能と、現代社会への絶望。二人の永遠の愛が試される夜の始まり。
ネット上の声
- 命の枠組から外れた者たちの終わらない夜宴
- この監督らしい「気怠い」ヴァンパイアもの
- ティルダは、いつも独特の雰囲気を持つ
- 草食系バンパイアは芸術の森を彷徨う
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国アメリカ,イギリス,ドイツ
- 時間123分
- 監督ジム・ジャームッシュ
- 主演ティルダ・スウィントン
-
ネット上の声
- ティルダ・スウィントンの娘オナー・スウィントン・バーン主演のスーヴェニアのパート
- 「スーヴェニア 私たちが愛した時間、後に」
- 映画の現場でそれぞれがベストを尽くしたいからこそこだわりがあって譲れない衝突、う
- イギリスの女性監督ジョアンナ・ホッグの自伝的な記憶にフィクションを加えたという『
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国イギリス,イギリス,アメリカ
- 時間107分
- 監督ジョアンナ・ホッグ
- 主演オナー・スウィントン・バーン
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「グエムル 漢江の怪物」「母なる証明」などで知られる韓国の鬼才ポン・ジュノが、欧米のキャストを招き、初めて手がけた英語作品。再び氷河期へと突入した近未来の地球を舞台に、生き残った人類を乗せて走り続ける列車の中で起こる抗争を描く。2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた。そんな中、カーティスと名乗る男が自由を求めて反乱を起こし、前方車両を目指すが……。出演はクリス・エバンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン、オクタビア・スペンサー、ジェイミー・ベル、エド・ハリス。原作はフランスのグラフィックノベル「Le Transperceneige」。
ネット上の声
- 生き残るのは、韓国人か、白くまか?(笑)
- 最初1分で諦め、設定が無理な近未来SF。
- 今思えばとんでもないキャスト陣だった!
- そっか。世界がそんなふうに見えるのか。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2013年
- 製作国韓国,アメリカ,フランス
- 時間125分
- 監督ポン・ジュノ
- 主演クリス・エヴァンス
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400年の時を駆け、男から女へ。エリザベス女王に「老いるな」と命じられた貴族が、歴史と性を超えて真の自己を探す、壮大な映像詩。
1600年、イングランド。若く美しい貴族オルランドは、エリザベス1世から「老いることも、しぼむこともならぬ」という奇妙な寵愛を受ける。その言葉通り、彼は歳を取らないまま400年もの時を生きることになる。激動の時代を駆け抜け、詩人として、大使として様々な人生を経験するオルランド。しかし、ある日、彼は眠りから覚めると女性の身体に変わっていた。男として生きた記憶と、女として生きる現実。時代も性別も超越し、愛と喪失を繰り返しながら、オルランドが辿り着く「本当の自分」とは何か。バージニア・ウルフの傑作を、サリー・ポッター監督が絢爛豪華な映像美で描く。
ネット上の声
- まずは男女の境界で、ティルダ・スウィントンに愛を叫ぶ。
- まずは男女の境界で、ティルダ・スウィントンに愛を叫ぶ。
- 性も時代も超越して得た生のしなやかさ。
- 無理解、無感動、…… 以後無関心・御免
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国イギリス,ロシア,イタリア,フランス,オランダ
- 時間94分
- 監督サリー・ポッター
- 主演ティルダ・スウィントン
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「ヴェルクマイスター・ハーモニー」で世界を驚嘆させたハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督が、「メグレ警視」シリーズで知られる推理作家ジョルジュ・シムノンの同名小説を映画化したフィルムノワール。静かな港町で単調な生活を送ってきた鉄道員の男が偶然にも殺人事件を目撃し、大金を手にしてしまったことから運命を狂わせていく姿をモノクロ映像で描き出す。出演はミロスラブ・クロボット、「フィクサー」のオスカー女優ティルダ・スウィントン。
ネット上の声
- こーいう監督なのだ、という予備知識も何もなく見てしまいました
- 見るものにとてつもない緊張感を強います
- この白黒の映像美はただごとじゃない!
- カメラワークと映像美が陶酔感覚を誘う
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国ハンガリー,ドイツ,フランス
- 時間138分
- 監督タル・ベーラ
- 主演ミロスラヴ・クロボット
-
ティルダ・スウィントンの主演で、イタリア・ミラノの上流社会を舞台に、富豪の夫人が息子の友人との情事を通して押し殺していた自分を解放していく姿を描いたドラマ。良妻賢母として富豪の一家を支えてきたエンマは、子どもたちもそれぞれ独り立ちし、自分を見つめなおしていた。そんな時、息子の友人と恋に落ちてしまい……。2010年・第83回アカデミー賞では衣装デザイン賞にノミネートされた。
ネット上の声
- ティルダ・スウィントンがサングラスをして息子の友達をストーカーする映画です
- 愛に生きる、の一言で片付けていいものか
- 動く「家庭画報」伊版かと思いきや…。
- “スープテロ” で大爆発 ! の珍品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国イタリア
- 時間120分
- 監督ルカ・グァダニーノ
- 主演ティルダ・スウィントン
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94年2月にエイズで死去した映画作家デレク・ジャーマンの遺作。画家イヴ・クラインに触発されたブルーのみの映像が続く中、青についての随想と詩、そしてジャーマンが入院中に書いたエイズとの闘病についての随想が、ナレーションで語られる。日本公開に当たり、青一色の映像という監督の意図をより尊重した字幕スーパーのないプリントも上映された。製作はジェームズ・マッケイと「ヴィトゲンシュタイン」の浅井隆。音楽は、ジャーマンとは「エドワードII」など4作でもコンビを組んだサイモン・フィッシャー・ターナーで、ブライアン・イーノ、モーマス、ヴィニ・ライリー、ミランダ・セックス・ガーデン、コイルなど全20組のアーティストの曲が挿入されている。ナレーションはジャーマンと、「ヴィトゲンシュタイン」のジョン・クェンティン、「カラヴァッジオ」のナイジェル・テリー、「エドワードII」のティルダ・スウィントン。
ネット上の声
- 透明な映画。小説を読む感覚でみる映画。
- 真っ直ぐ向き合うと言うコト。
- 汝、像を刻むことなかれ
- 真っ青な画面の先に…
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国イギリス,日本
- 時間75分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ジョン・クエンティン
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エリート美女が苦悩や葛藤から自分探しの思索に向かう様を描いた女性映画。監督・脚本はこれがデビュー作となる女性監督スーザン・ストライトフェルド。製作は「スカーレット・レター」のミンディ・J・アフライム。製作総指揮はザルマン・キング、ジーナ・レズニック、レナ・ロンソン。共同脚本はジュリー・ヘバート。原作はフェミニズムの学者、ルイーズ・J・カプランの論文。撮影はテレサ・メディナ。音楽はデビー・ワイズマン。美術は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のミッシー・スチュワート。編集は「誘う女」のカーティス・クレイトン、そしてレオ・トロンベッタ。以上、スタッフのほとんどは女性。主演は「オルランド」のティルダ・スウィントン。共演は「アリゾナ・ドリーム」のポーリーナ・ポリスコワ、「フィールド・オブ・ドリームス」のエイミー・マディガン、「タイタニック」のフランシス・フィッシャー、「スターシップ・トゥルーパーズ」のクランシー・ブラウンほか。
- 製作年1996年
- 製作国アメリカ
- 時間114分
- 監督スーザン・ストライドフェルド
- 主演ティルダ・スウィントン
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スペインの名匠ペドロ・アルモドバルが、フランスの芸術家ジャン・コクトーの戯曲「人間の声」を翻案し、自身初の英語作品として描いた30分の短編作品。ティルダ・スウィントンが主演を務め、恋人に別れを告げられたばかりの女性を主人公に、彼女が繰り広げる電話での会話劇だけで物語が展開する。
1人の女が元恋人のスーツケースの横で、ただ時が過ぎるのを待っていた。元恋人はスーツケースを取りに来るはずが、姿を現さない。かたわらには主人に捨てられたことをまだ理解していない、落ち着きのない犬がいる。女は待ち続けた3日間のうち、一度だけ外出をし、斧と缶入りガソリンを買ってくる。女は無力感にさいなまれ、絶望を味わい、理性を失う。様々な感情を経て、やっと元恋人からの電話がかかってくるが……。
ネット上の声
- 【”貴方は必ず帰って来た。三日前までは・・。”恋人に捨てられた女性の見栄と本音の狭間にある怒り、哀しみ、無力感をティルダ・スウィントンが一人芝居で圧倒的な存在感で魅せる作品。】
- 演劇と映画の融合を試みる実験的手法を楽しめるマニア向き
- 犬の名は『ダッシュ』新しい名なのか?
- 30分なのに観応えあり
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国スペイン
- 時間30分
- 監督ペドロ・アルモドバル
- 主演ティルダ・スウィントン
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学者が解き放ったのは、三千年の物語を紡ぐ魔人。イスタンブールのホテルで始まる、時空を超えた愛と願いの寓話。
物語論を専門とする学者アリシアは、イスタンブールのバザールで美しいガラス瓶を手に入れる。ホテルの部屋で瓶を洗っていると、中から巨大な魔人ジンが出現。ジンは自由になるため、アリシアに「3つの願い」を叶えようと提案する。しかし、物語の知識が豊富な彼女は、願い事がもたらす悲劇を熟知していた。願い事をためらうアリシアに、ジンは三千年にわたる自身の壮大な過去と、愛と裏切りの物語を語り始める。二人の対話が織りなす、現代のおとぎ話。
ネット上の声
- 愛について語るときに我々の語ること。 ”物語る”こと自体を物語る、巨匠ジョージ・ミラーの意欲作。
- 物語性やストーリーテリングをめぐるジョージ・ミラー監督の思い溢れる
- 鑑賞動機:ジョージ・ミラー7割、アラビアン・ナイト=メタネタかも3割
- 知と語りの蓄積が、文化と文明の発展を促す
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国オーストラリア,アメリカ
- 時間108分
- 監督ジョージ・ミラー
- 主演イドリス・エルバ
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ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,アメリカ
- 時間120分
- 監督ジョアンナ・ホッグ
- 主演オナー・スウィントン・バーン
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ティルダ・スウィントンが製作を手がけ、自身が強く影響を受けたイギリスの作家ジョン・バージャーの晩年の姿に迫ったドキュメンタリー。
1950年代末のデビューから2017年に他界するまで、美術批評、詩作、戯曲、小説など多彩な分野で表現活動を展開したジョン・バージャー。ブッカー賞を受賞した小説「G.」や世界的ロングセラー「イメージ:視覚とメディア」などで知られ、近年では韓国や日本でも多くの著作が翻訳され評価が高まっている。
そんなバージャーを敬愛し、1980年代から親交を深めてきたスウィントンが、2009年にロンドンの実験的映像プロダクション「デレク・ジャーマン・ラボ」と共同で本作を企画。スウィントンと2人の子どもたち、バージャーを慕うアーティストたちが、フレンチ・アルプスの村カンシーに暮らすバージャーの元を訪ね、戦争の記憶、人間と動物、政治とアート、そして次世代への継承について対話を繰り広げる姿を、カンシーの四季に沿って編まれた4つのチャプターを通して描きだす。2016年・第66回ベルリン国際映画祭出品作品。
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国イギリス
- 時間90分
- 監督コリン・マッケイブ
- 主演ジョン・バージャー
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廃墟、ホモセクシャル、ドラッグ、核戦争、テロ、暴力、難民、恋、個人の記憶と死、社会の歴史と殺戮といったイメージをドキュメンタリー・タッチで描いてゆく。製作はジェームズ・マッケイとドン・ボイド、監督は「アリア」のデレク・ジャーマン、撮影はジャーマンとクリストファー・ヒューズ、ケリス・ウィン・エヴァンス、リチャード・ヘスロプが担当。出演はティルダ・スウィントン、スペンサー・レイほか。ナレーションはナイジェル・テリーが担当。作品はジャーマンの自室で夜間に撮影された部分、ロンドンやリヴァプール市街の廃墟で撮影された部分、28年から53年にかけてジャーマンの両親や祖父によって撮影されたホーム・ムーヴィーからなる部分、そして恋人たち(ティルダ・スウィントンとスペンサー・レイ)のいる近未来のイメージの世界という4つの要素によって構成されている。
ネット上の声
- 大英帝国の終焉を描く、デレク・ジャーマン監督の頽廃美が印象的なアナーキー映像作品
- 単純にカッコいい映像が流れるのみ、音楽もカッコよく、特にズレもないけどそれ以上の
- じじいの感覚的には虫太郎氏の黒死館〜を思わせた、あれやこれやの表現で知識や可能性
- こういう実験性ゴリ押し作品は、自分は長編映画の尺には値しないと思っていて、本作に
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イギリス
- 時間87分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ティルダ・スウィントン
-
シェークスピアと並び称される英国の作家クリストファー・マーロウの戯曲の映画化。ゲイの恋人とともに迫害されていく悲劇の王の姿を描く。監督・脚本は「ザ・ガーデン」のデレク・ジャーマン、製作はスティーヴ・クラーク・ホールとアントニー・ルート、エグゼクティヴ・プロデューサーは「カラヴァッジオ」のサラ・ラドクリフとサイモン・カーティスと「ザ・ガーデン」の浅井隆、共同脚本はステファン・マクブライドとケン・バトラー、撮影は「エリック・ザ・バイキング バルハラへの航海」のイアン・ウィルソン、音楽は「アンモナイトのささやきを聞いた」のサイモン・フィッシャー・ターナーが担当。
ネット上の声
- よぉわからん。。
- 古典と現代をミックス
- 妖艶で美しい。
- 圧倒的に洗練された美と強烈なメッセージが共存する
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国イギリス,日本
- 時間90分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演スティーヴン・ウォディントン
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「ブンミおじさんの森」などで知られるタイの名匠アピチャッポン・ウィーラセタクンが「サスペリア」のティルダ・スウィントンを主演に迎え、南米コロンビアを舞台に撮りあげ、2021年・第74回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。とある明け方、ジェシカは大きな爆発音で目を覚ます。それ以来、彼女は自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるように。姉が暮らす街ボゴタに滞在するジェシカは、建設中のトンネルから発見された人骨を研究する考古学者アグネスと親しくなり、彼女に会うため発掘現場近くの町を訪れる。そこでジェシカは魚の鱗取り職人エルナンと出会い、川のほとりで思い出を語り合う。そして1日の終わりに、ジェシカは目の醒めるような感覚に襲われる。共演に「バルバラ セーヌの黒いバラ」のジャンヌ・バリバール。
ネット上の声
- 映画好きのみなさんはどのくらいの長さから長尺映画だと思い始めますか🤔?毎月1日に
- アピチャッポンらしい悠久の時間と陶酔と
- タイトルなし(ネタバレ)
- 長げ〜よ!眠いよ…
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国コロンビア,タイ,フランス,ドイツ,メキシコ,カタール
- 時間136分
- 監督アピチャッポン・ウィーラセタクン
- 主演ティルダ・スウィントン
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映画史に名を刻むダリオ・アルジェントの傑作ホラーを、「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が大胆にアレンジし、オリジナル版とは異なる視点から新たに描いた。1977年、ベルリンの世界的舞踊団「マルコス・ダンス・カンパニー」に入団するため、米ボストンからやってきたスージー・バニヨンは、オーディションでカリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、すぐに大きな役を得る。しかし、マダム直々のレッスンを受ける彼女の周囲では不可解な出来事が続発し、ダンサーたちが次々と謎の失踪を遂げていく。一方、患者だった若きダンサーが姿をくらまし、その行方を捜していた心理療法士のクレンペラー博士が、舞踊団の闇に近づいていくが……。「フィフティ・シェイズ」シリーズのダコタ・ジョンソンほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツら豪華女優陣が共演。イギリスの世界的ロックバンド「レディオヘッド」のトム・ヨークが映画音楽を初めて担当した。撮影はグァダニーノ監督の前作「君の名前で僕を呼んで」に続き、「ブンミおじさんの森」などで知られるタイ出身のサヨムプー・ムックディプローム。
ネット上の声
- 全然意味わからんくて、先にレビュー見ちゃったら「意味分からん」って意見と「めちゃ
- 2時間半もある上に歴史・宗教・政治的な教養が無いと理解できない(いやそれでも意味
- 理解を超えた真の怪奇に絡め取られ、我を失う致死性のサバト映画
- クロエ・モレッツ?何してんですか、こんなところで。
ホラー
- 製作年2018年
- 製作国イタリア,アメリカ
- 時間152分
- 監督ルカ・グァダニーノ
- 主演ダコタ・ジョンソン
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現代の若者の倦怠と狂気を美しいリゾート地を舞台に描いたサスペンス・ロマン。アレックス・ガーランドの同名ベストセラー小説の映画化。監督は「普通じゃない」のダニー・ボイル。脚本は「普通じゃない」のジョン・ホッジ。撮影は「エビータ」のダリアス・コンジ。音楽は「隣人は静かに笑う」のアンジェロ・バラメンティ。出演は「仮面の男」のレオナルド・ディカプリオ、「愛の悪魔」のティルダ・スウィントン、「プレイバック」のヴィルジニー・ルドワイヤンほか。
ネット上の声
- 歴史的名作『タイタニック』の後、ディカプリオが100本以上の作品を蹴って出た、異
- レオ様も大人になったなぁと感じた映画
- 良く出来た作品だとは思いますが…
- 自分の生き方、居場所はどこに?
バックパッカー、 青春、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1999年
- 製作国アメリカ
- 時間118分
- 監督ダニー・ボイル
- 主演レオナルド・ディカプリオ
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今世紀を代表する画家の一人、フランシス・ベイコンの生涯を、男性の恋人ジョージ・ダイアーとの関係を中心に描く一編。監督・脚本は「リメンバランス」のジョン・メイブリィ。製作はキアラ・メナージュ。製作総指揮はフランシス・アン・ソロモン、ベン・ギブソン、パトリス・ハダド、浅井隆。撮影は「リメンバランス」「ヴィゴ」のジョン・マティエソン。音楽は「スネーク・アイズ」の坂本龍一。美術はアラン・マクドナルド。編集はダニエル・ゴダード。衣裳はアニー・シモンズ。出演は「ハムレット」のデレク・ジャコビ、新鋭ダニエル・クレイグ、「イヴの秘かな憂鬱」のティルダ・スウィントン、「ハワーズ・エンド」のアン・ラムトン、「世にも憂欝なハムレットたち」のエイドリアン・スカーボロー、「ヴイトゲンシュタイン」のカール・ジョンソンほか。98年エジンバラ国際映画祭でマイケル・パウエル賞(最優秀作品賞)、最優秀演技賞を受賞。
ネット上の声
- フランシス・べイコンの絵が好きで、音楽が坂本龍一さんという事で、ずっと観たかった
- 1971年、パリのグラン・パレ…そこで大きな喝采を浴びるイギリスの画家フランシス
- 抽象画家フランシス·ベイコンと彼の愛人で絵のモデルにもなったジョージの物語
- 不安、恐怖、孤独を与えるフランシス・ベーコンの絵画
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国イギリス
- 時間90分
- 監督ジョン・メイバリー
- 主演デレク・ジャコビ
-
17歳になっても親指を吸う癖が直らない少年の心の成長を、ミュージッククリップやCFで活躍するマルチクリエイター、マイク・ミルズが独特なタッチで描いた青春映画。自分の親指をしゃぶる癖が直らずに悩んでいるオレゴン州の高校生ジャスティンは、悩みを解消するために催眠術、薬物などありとあらゆる方法を試すが……。「ナルニア国物語」のティルダ・スウィントンやキアヌ・リーブス、ビンス・ボーンらスター俳優が脇を固めている。
ネット上の声
- ほんのりと柔らかい感動が染みわたる映画
- 不安は話してしまえば取り除けるもの。
- DVDで鑑賞。映画を見ればよかった〜
- ある意味、怖いお話かも・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国アメリカ
- 時間96分
- 監督マイク・ミルズ
- 主演ルー・プッチ
-
イギリスの海岸沿いの小さな町の風景を中心に展開するイメージ・フィルム。エグゼクティヴ・プロデューサーはアラン・フォンテン、浅井隆、ダグマー・ベンケ、製作はジェームズ・マッケイ、監督は「ラスト・オブ・イングランド」のデレク・ジャーマン、撮影はクリストファー・ヒューズ、音楽はサイモン・ターナーが担当。出演はティルダ・スウィントン、ロジャー・クックほか。
ネット上の声
- 原発の傍らで営まれる生
- カタツムリは同一個体が卵子と精子を持ち合わせた独立受精型の雌雄同体だが、それでも
- 両性具有のカタツムリを少年か若い女の手で取って、そして頭を外で日差しで水道の水で
- 監督がエイズ陽性で死に直面していた頃らしく、同性愛や差別の闇を厳粛かつ貪欲な創り
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国イギリス,日本,ドイツ
- 時間85分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ロジャー・クック
-
デジタル・クローンをテーマに、記憶・生命の可能性に挑戦するふたりの女性を、アート界出身の女流監督リン・ハーシュマン=リーソンが描く異色のSFドラマ。
ネット上の声
- 数学嫌いを飛び越えてもはや人生の天敵の自分にとっては何がなんだかさっぱりな部分が
- あまり知られていないが19世紀に実在した、コンピューター•プログラミングの母とさ
- DNAチップってなんじゃい?
- 主人公の女性コンピュータ技師は最新技術を用い、19世紀の世界初コンピュータープロ
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国ドイツ,アメリカ
- 時間85分
- 監督リン・ハーシュマン=リーソン
- 主演ティルダ・スウィントン
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ニューヨーク最大の法律事務所に勤めるマイケル・クレイトン(クルーニー)は、事務所のボス直属の部下で、最も汚い仕事を担当するフィクサー(=もみ消し屋)。ある日、事務所内最高の敏腕弁護士が巨額の企業訴訟問題の係争中に相手側に寝返ってしまい、法廷内で問題を起こす。いつものように問題の“もみ消し”にかかるマイケルだったが、事の真相を知り、人生の岐路に立たされる……。第80回アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネートされ、ティルダ・スウィントンが助演女優賞を受賞した。
ネット上の声
- 表向きは弁護士事務所に所属し、裏では “フィクサー”(もみ消しのプロ)として暗躍
- ロブスター、小エビのカキ揚げと企業経営
- ラストの【カウンター・パンチ】に酔った
- 巨悪の剣に立ち向かえるのは良心と言う盾
裁判・法廷
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督トニー・ギルロイ
- 主演ジョージ・クルーニー
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1940年代後半のイギリス。作家志望のジョ-(ユアン・マクレガー)は貨物船の作業員として働いていた。ある日彼は女性の水死体を発見し、船長のレズリー(ピーター・ミュラン)と共に死体を引き上げる。
ネット上の声
- 若い頃のユアンが見たくて、低評価は分かっていたけどキャストとても良いね
- 誰も興味がないと思うんですがここで私とユアンたんの出会いのお話を…
- 甘口かな?でも自分は良かった
- エロレビューで申し訳ない2
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国イギリス,フランス
- 時間98分
- 監督デヴィッド・マッケンジー
- 主演ユアン・マクレガー
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「スーヴェニア 私たちが愛した時間」「家族の波紋」のジョアンナ・ホッグ監督が手がけ、2022年・第79回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品されたミステリアスなゴシックドラマ。
映画監督のジュリーは年老いた母ロザリンドを連れて人里離れたホテルにやってくる。ジュリーは謎めいたこの場所で、母についての映画を作ろうとする。しかし、その過程で母の隠された秘密が明らかになり……。
オスカー女優のティルダ・スウィントンがジュリーとロザリンドを1人2役で演じ、母娘の絆とすれ違いをひとりで演じ切った。製作総指揮にマーティン・スコセッシ。
ネット上の声
- 挿し絵合ってます?
- Rally
- 韓国ホラー『箪笥』っぽい。
- 配役は良い
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イギリス,アメリカ
- 時間98分
- 監督ジョアンナ・ホッグ
- 主演ティルダ・スウィントン
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25 000ポンドという低予算の助成金を受けて完成させたバーチャル・リアリティ時代の新感覚ドキュメンタリー。94年のベルリン映画祭最優秀テディ・ベア賞、L.A.批評家賞などを受賞した。製作はチアラ・メネージュ。監督のジョン・メイバリーはこれまでにも『Man To Man』(日本未公開)などのヴィデオ作品を手掛けている。撮影はジョン・マシーソン、音楽はマーヴィン・ブラック、出演は「フォー・ウェディング」のルパート・エヴェレット、「ヴィトゲンシュタイン」のティルダ・スウィントン、アイデン・ブレディ、マーク・ローレンス、シャイリーン、ローラなど。(ビデオ作品)
ネット上の声
- 90年代サイバーカルチャー再検証など行いたい向きには良いかもですが、2020年に
- 「愚かな男たちのカルチャー・インポ
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国イギリス
- 時間60分
- 監督ジョン・メイバリー
- 主演ルパート・エヴェレット
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鬼才ジム・ジャームッシュがビル・マーレイとアダム・ドライバーを主演にメガホンをとったゾンビコメディ。アメリカの田舎町センターヴィルにある警察署に勤務するロバートソン署長とピーターソン巡査、モリソン巡査は、他愛のない住人のトラブルの対応に日々追われていた。しかし、ダイナーで起こった変死事件から事態は一変。墓場から死者が次々とよみがえり、ゾンビが町にあふれかえってしまう。3人は日本刀を片手に救世主のごとく現れた葬儀屋のゼルダとともにゾンビたちと対峙していくが……。ジャームッシュ作品常連のマーレイ、「パターソン」に続きジャームッシュ組参加となるドライバーのほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・セビニー、スティーブ・ブシェーミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・クローバー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップらが顔をそろえる。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 少し前から気になっていたゾンビ映画
- クスッとは笑えるけど…
- たしか予告が面白そうで期待して観たんだけど、えー、これはひどい、つまらんって思っ
- イギー・ポップが見たくてジム・ジャームッシュを観たらアダム・ドライバーが付いてき
ホラー
- 製作年2019年
- 製作国アメリカ
- 時間104分
- 監督ジム・ジャームッシュ
- 主演ビル・マーレイ
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イギリスを代表する音楽家ベンジャミン・ブリテンの曲「ウォー・レクイエム」にのせて、デレク・ジャーマンが映像美で綴ったオペラ映画。本作に使われているのはブリテン自身の作曲・指揮によるロンドン交響楽団演奏のもので、ブリテンの生涯に渡るパートナーであるピーター・ピアーズがテノールを担当。そして、ソプラノにはガリーナ・ヴィシネフスカヤ、バリトンにディートリヒ・フィッシャー・ディースカウという三人の歌手を起用している。主演は「カラヴァッジオ」以来、ジャーマン作品には欠かせない存在となったティルダ・スウィントン。
ネット上の声
- 詩と音楽と映像でつながる戦争の記憶
- すごい映画があるものです!
- 英国映画界の異端児デレク・ジャーマンが、ベンジャミン・ブリテンの『戦
- 生への渇望、平和(愛)の渇望、希望の渇望、安息への渇望…それらを全て葬り去る「戦
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イギリス
- 時間92分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ナサニエル・パーカー