観察映画の巨匠が映し出す、東日本大震災後の青年団と平田オリザの葛藤と再生。これは演劇か、現実か。
舞台は東日本大震災から1年後の日本。世界的に評価される劇作家・平田オリザと彼が主宰する劇団「青年団」。震災は彼らの日常と創作活動に大きな影を落とす。放射能への不安、演劇を続ける意味への問い。カメラは、稽古場の緊張感、劇団員たちの赤裸々な対話、そして新たな作品が生まれるまでの苦悩と希望を静かに見つめる。これは単なる演劇の記録ではない。未曾有の災害に直面した現代日本の縮図であり、困難の中で「表現」を模索する人々の姿そのもの。
ネット上の声
- 1も面白かったけど、2は平田オリザさんの経営や教育へのアプローチが深掘りされてて更に引き込まれた。長いけど全然飽きさせない観察映画の真骨頂だね。
- 1と続けて鑑賞。演劇そのものから、それをどう広めていくかって話にシフトしてて興味深かった。
- ドキュメンタリーとしては面白い。ただ、演劇に興味ないとちょっと退屈かも。ロボット演劇は気になった。
- とにかくパワフルな人ですね。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本,アメリカ,フランス
- 時間170分
- 監督想田和弘
- 主演平田オリザ