SKIPシティ国際Dシネマ映画祭やTAMA NEW WAVEなど新しい才能を発掘する映画祭で上映されて好評を博した、新鋭・横田光亮監督による短編青春映画。いじめる側をカラス、いじめられる側をビニールにたとえ、力を持とうとする少年の葛藤を描いた。高校生3年生、17歳のジュンは、夏休み前の終業式の日、いつものようにタカシ、ケイ、コウヘイの3人にいじめられていた。いじめ倒された後に河原に放置されたジュンに、通りかかった学校の教師は「何も言わなきゃわからないんだ」と言う。そんな無責任な大人の言葉にいら立ちながらも、強くなればいじめられないだろうと考えたジュンは、ボクサーである兄のもとを訪れる。パンチ力を認められたジュンは、夏休みの1カ月、兄と一緒にボクシングの練習をすることに。ジュンは着実に力をつけていくが、それでもいじめる相手や自分自身にも立ち向かうことができない。そんなジュンに兄はしびれを切らし……。
ネット上の声
- 短編なら分かりやすく
- 強さって何かね
- 予告編が素晴らしくて、とはいえ重いテーマを扱っているということも分かっていたので
- 加害者も格闘家も教師も、何かしらの強権に居座る者は風に吹かれて飛ぶビニールのよう
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間32分
- 監督横田光亮
- 主演横田光亮