パレスチナ系イスラエル人のサメフ・ゾアビ監督が、複雑なパレスチナ情勢を皮肉とユーモアに包んで描いたコメディドラマ。1960年代の第3次中東戦争前夜を舞台にした人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」。その制作現場でインターンとして働くパレスチナ人の青年サラムは、撮影所へ通うため毎日イスラエルの検問所を通らなくてはならない。ある日、妻がドラマの大ファンだという検問所の主任アッシから脚本のアイデアをもらったサラムは、制作現場でそのアイデアを認められて脚本家へと出世するが……。主人公サラム役に「パラダイス・ナウ」のカイス・ナシェフ。2018年・第31回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品。
ネット上の声
- パレスチナ・イスラエル問題を喜劇に昇華させた天才技
- 不謹慎ギリギリを攻めた気概に拍手
- ドラマに賭ける「和平」への継続的取り組み
- 相手の力を上手にいなしつつ利用する賢さ
コメディ
- 製作年2018年
- 製作国ルクセンブルク,フランス,イスラエル,ベルギー
- 時間97分
- 監督サメフ・ゾアビ
- 主演カイス・ナシェフ