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東日本大震災直後に全町避難を余儀なくされ、東京電力や自衛隊の前線基地になった福島県双葉郡広野町の人びとの現在を追ったドキュメンタリー。震災から9年後の2020年の広野町。インフラの復旧や除染が進み、震災当時の人口の約8割の人びとがこの町で生活し、20年東京オリンピックの聖火リレーの出発地点という華やかなセレモニーを目前にしながら、日々を過ごしている。震災をモチーフに演劇を作りあげる高校生たち、農家や消防士、原発作業員など町に暮らす人びとの姿、かつては炭鉱で栄えたこの土地の歴史などを背景に、町の物語を紡いでいく。監督は「ドコニモイケナイ」で日本映画監督協会新人賞を受賞した島田隆一。
ネット上の声
- 純度のものすごく高い、人間の感情があふれる瞬間をたくさん見た
- "今を生きる人"を撮ったドキュメンタリー
- 震災についての映画を初めて観ました
- 震災を知らない世代と歩む「復興」
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督島田隆一
- 主演---
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家族を捨てた父、見捨てられた妹。崩壊した家庭の先にある、どこにも行けない現実。
監督である島田隆一が自らの家族にカメラを向けた、私的ドキュメンタリー。幼い頃に家を出ていった父。精神のバランスを崩し、社会から孤立していく妹。そして、その二人との関係に苦悩する監督自身。カメラは、崩壊した家族の痛々しい現実を静かに、そして容赦なく記録していく。なぜ家族は壊れたのか。救いはあるのか。答えのない問いを抱えながら、彼らがたどり着く場所とは。観る者の心をえぐる、家族という名の逃れられない宿命の物語。
ネット上の声
- 人生壊れやすいもの
- 実にハードコアなドキュメンタリーでした
- ザノンフィクションのサンサーラが流れそうですが、あちらほどエンタメ要素は無いです
- 監督がヒサトを「ドコニモイケナイ」状態にしてしまった可能性は…???あまりにも無
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督島田隆一
- 主演---
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ゲイの男性と実親を知らない青年が、「父と息子」として新たな関係性を築いていく姿を記録したドキュメンタリー。
児童養護施設の子どもたちの自立支援団体「ブリッジフォースマイル」で働く網谷勇気は、高校在学中から同団体のプログラムを利用していた渉と知り合う。渉は幼少期より施設に預けられ、両親の顔を知らずに育った。高校卒業後も2人の関係は続いていたが、渉は20歳の時にある事件を起こし、起訴されてしまう。団体職員として関わることに限界を感じた網谷は、渉の生活を立て直す手段として養子縁組を提案。それまで家族をつくることを特に望んでいなかった網谷と、親を知らない経歴に加え多感な年頃でもある渉。照れ臭さと緊張をにじませながら、2人の新生活が始まる。
「ドコニモイケナイ」の島田隆一監督が2人の共同生活を1年間にわたって捉え、ぎこちなさや軋轢、静かな心の交流を丁寧に描き出す。
ネット上の声
- 色々考えないといけないな……という感じの映画。 監督と出演者の初日...
- 第二章以降も観たい
- 真実は、、、闇。
- ドキュメンタリーの難しさだと思うけれど、誰かの意思や誘導が介在する違和感も確かに
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督島田隆一
- 主演---