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32歳で命を絶った夭折の歌人・萩原慎一郎のデビュー作にして遺作となった歌集を原作に、現代をもがき生きる人々の苦悩と希望をオリジナルストーリーで描いた人間ドラマ。厚生労働省の若手官僚・鷹野は、激務の中で仕事への理想を失い、無力な自分に思い悩んでいた。そんなある日、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストが、NPO団体によって持ち込まれる。追及を受けた鷹野は、リストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、彼が死を選んだ理由を調べ始める。一方、将来への不安を抱える30代後半の切り絵作家・翠は、子どもを欲する自身の思いを自覚しながらも、夫との関係に違和感を抱いていた。また、幼なじみを助けたためにイジメの標的となった中学2年生の学級委員長は、シングルマザーの母に心配をかけまいと1人で問題を抱え込む。それぞれ悩みを抱える3人の人生は、やがてひとつの道へと繋がっていく。若手官僚・鷹野を浅香航大、切り絵作家・翠を水川あさみが演じる。
ネット上の声
- 最近見たドラマ(通称チェリまほ)に出てた浅香航大さんを検索していて出会った作品
- 歌詠みに死を選ばせた理不尽を赦しの映画に仕立てた功罪
- 2020年の社会を捉えた素晴らしい作品
- 私には時たま
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督大庭功睦
- 主演水川あさみ
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妻を殺された上、濡れ衣を着せられて投獄された男の復讐を描くノワール劇。妻とその愛人を殺した罪により投獄され、14年の服役を終えて出所した篠原は、妻を殺し自分を陥れた真犯人に復讐するため、事件が起きた町に帰ってくる。事件の捜査を担当した刑事・松尾と、松尾の情報屋である西の協力を得て、真犯人がヤクザの若頭・財前であることを突き止めた篠原は、財前を殺害するため準備を始めるが、同時に事件の記憶がよみがえり、悪夢に苛まれるようになる。そんなある日、ふらりと立ち寄ったバーで、亡き妻と瓜二つの女性ハルと出会ったことから、事態は思わぬ方向に転がり始める。監督・脚本の大庭功睦による自主製作映画で、フランスの画家オディロン・ルドンの絵画「キュクプロス」に着想を得て描いた。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018では、シネガーアワードと北海道知事賞賞を受賞。
ネット上の声
- 刑期を終えて出所した男に持ちかけられる暗殺計画、それは思わぬ方向へと転がり込んで
- 自主制作、制作費用650万でこのクオリティは素晴らしい!どんでん返しは読める人も
- フィルマークスでちょっと前にレビューを見て、クリップしてた作品を鑑賞
- 最後まで目が離せませんでした
サスペンス
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督大庭功睦
- 主演池内万作
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とある山中を逃げ惑う青年。名前は葛西幸雄。彼が何から追われているのか、なぜその不自由そうな足を引きずっているのかは分からない。その最中、山中の県道にて軽トラに轢かれ、意識を失う幸雄。それを運転していたのは謎の男、野見山繁。意識を回復したものの、成り行きを覚えていない幸雄に、「倒れていたお前を助けたのは俺だ。代わりに、小船の修繕を手伝え」と奇妙な提案をする繁。繁の娘あかねも含めた3人での短い共同生活が始まる。
ネット上の声
- 可愛い少年? の奇妙な話。どうした?
- おもしろかった
- 物語的にはありきたりなのだけど、自然の映像が綺麗すぎなくて作りぽくなくて、そのま
- 染谷将太の演技、前半は普通だなーと思ったけどトラウマが明らかになってくるあたりで
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督大庭功睦
- 主演染谷将太