1970年代、戒厳令下の台湾。自由を求める青年と体制側の男、二人の間で揺れる少女の運命を描く、激動の青春ロマンス。
舞台は1970年代、戒厳令が敷かれ、自由が抑圧された台湾。平凡な女子学生・林美倫の日常は、二人の対照的な男性との出会いによって一変する。一人は、禁書を読み解き、理想を熱く語る学生運動家の青年。もう一人は、体制側で彼女を監視する、影を帯びた男。美倫は危険と知りながらも、自由な思想に触れ、青年へ淡い恋心を抱いていく。しかし、その想いは、密告と弾圧という時代の大きな渦に巻き込まれていく。愛する人か、自分自身の安全か。個人の小さな恋心が、国家という巨大な権力に翻弄される中で、彼女が下す決断とは。時代の波に抗おうとした若者たちの、切なくも美しい青春の記録。
ネット上の声
- 育てられた劇団内という特殊な環境や自分の性から自由にならぬ恋愛感情に苦しむ林沖
- 悲しい結末ではあるが、人間関係が泥沼化しないので、暖かさを感じながら観終わる
- シネマート六本木のクローズ上映で6月に鑑賞
- さすがのクオリティだった
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国台湾
- 時間120分
- 監督シュー・リーコン
- 主演レネ・リウ