近年、医学的にも注目されるようになった認知症やアルツハイマー患者への音楽療法を題材に描き、2014年サンダンス国際映画祭ドキュメンタリー部門で観客賞を受賞したドキュメンタリー。特効薬もないままに患者数が爆発的に増え続け、先進諸国で社会問題となっている認知症やアルツハイマー病。アメリカのソーシャルワーカー、ダン・コーエンは、患者が自分の好きな歌(パーソナル・ソング)を聞くことによって、音楽の記憶と一緒に何かを思い出すのではないかと思いつく。早速その療法を実行に移してみると、娘の名前すら思い出せずふさぎこんでばかりいた94歳の認知症男性ヘンリーが、好きな曲を聞いた途端に陽気に歌いはじめ、仕事や家族のことまで饒舌に語りだすという効果が表れた。さらに他の患者たちも、この音楽療法によって劇的な変化を見せるように。人間が失われた記憶を取りもどす奇跡の瞬間をとらえ、新たな治療法の可能性を探っていく。
ネット上の声
- 認知症でほぼ、記憶がない老人にヘッドホンをつけて音楽をつける
- 日本には"チイチィパッパ"があるではないか
- 驚きと感動のドキュメンタリー
- 科学的根拠などはもしかしたら薄いのかもしれないけど、途中の怒ってばかりのお婆さん
認知症、 ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国アメリカ
- 時間78分
- 監督マイケル・ロサト=ベネット
- 主演---