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山口県下関在住でサラリーマンをしながら映像制作活動も行っている柴口勲監督が、40人の中高生とともに作り上げたミュージカル映画。戦後70周年を機に製作され、太平洋戦争時の下関空襲で焼け落ちたものの再建された梅光学院を舞台に、下関空襲を記録した写真を取り入れるという条件以外は白紙の状態からスタート。中学1年生から高校2年生までの40人の生徒がワークショップなどを経て、出演や音楽、振り付け、撮影、録音、照明など、あらゆる制作の主体となった。ある日、忘れ物を取りに学校へ戻ったカンナは、校内に響く歌声に誘われてミュージカル部が練習している部屋にたどり着く。夏休みの間、観客としてミュージカル部に来てほしいと頼まれたカンナは、迷いながらもその部屋へ通うことになるのだが……。第3回新人監督映画祭の長編部門で準グランプリを受賞。第17回TAMA NEW WAVEのコンペティション部門に出品。
ネット上の声
- こんなの初めてという感覚はさっき観た「オオカミの家」と同じだけど印象は全く正反対
- 再レビュー、スコア上方修正4.4→4.6だってばよ!
- 81点:15、16歳がここまでできるのか!!
- 爽やかだけど、つらい話ですね
戦争
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督柴口勲
- 主演正司怜美
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自主制作のミュージカル青春劇「隣人のゆくえ あの夏の歌声」で注目されたものの、2022年に急逝した柴口勲監督の遺作。ままならない時代に生きる若者たちの怒りや社会への警笛などを、再び独自のミュージカル仕立てで描いた。
14歳のアイは支配的な両親のもと、出口のない迷路をさまようような毎日を送っている。同級生のユウが暮らすファミリーホーム「らくちん堂」に出入りする彼女は、そこに暮らす個性的な住人たちと交流するときだけ心が和らぐ思いでいたが……。
42歳を過ぎてからサラリーマンをしながら映画制作をはじめた柴口監督は、短編「ひこうき雲」「夏を撮る」などで徐々に評価を高め、2016年に手がけた長編「隣人のゆくえ あの夏の歌声」は2017年に劇場公開され、リバイバル上映が繰り返されるなどカルト的な人気を集めた。集大成的な作品となった本作「ウソトホント」がMOOSIC LAB 2023で上映される前に倒れて帰らぬ人となった。
ネット上の声
- 昨年のムーラボで観たやつ、マシンボーイ映画賞2022でTop20にランクインする
- グラフギアとはなかなか渋い
- まずセリフが日常会話のような抑揚で、(良くも悪くも)セリフっぽくない自主制作らし
- 真実など何処にもない、或いは真実はいくつもある、と嘯く現代にあって、それでも1つ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督柴口勲
- 主演行天優華
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夏休みの前日、何者かに破かれる修学旅行の予定表。誰の仕業なのか?なぜそれは破かれたのか?をめぐる中学3年生の青春群像劇。生徒を生徒が演じ、先生を先生が演じるリアルを根幹に置くフィクション。監督の母校で27名の中学生をキャスト・スタッフにして制作した夏の日の記録。
ネット上の声
- あの大傑作「隣人のゆくえ あの夏の歌声」の柴口監督の短編作品、「隣人のゆくえ あ
- これを評価する人の気持ちが全く理解できんってわけじゃないんやけど、どうもエンドロ
- 所々、セリフ分かりました(笑)よってストーリーは分からず😅転校していった事ぐらい
- めちゃくちゃ好きだった、このクラスに私がもし居たらイチローが好きだと思う
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間25分
- 監督柴口勲
- 主演前田紘輝
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各学年1クラス編成となった中学校の部活廃部の危機。実話に着想を得た物語を当時の実際のバスケ部と教員達が演じた中学3年最後の夏の青春群像フェイク・ドキュメンタリー。同級生が同級生と先生を撮った映画。
今日も部活に来ない黒岩、今日も部活に居残る白波。明日がバスケ部3年生の引退試合だ。一方、写真部の光石は文化祭で発表する作品を制作中。先生からの課題と同級生の願いをそっと胸に秘めシャッターを押していた。
第3回池袋みらい国際映画祭 特別審査員賞・地域審査員賞・みらい賞 受賞作品
ネット上の声
- 大好きな「隣人のゆくえ あの夏の歌声」を撮った柴口監督の未見のやつ、観とこ、思っ
- 〖第3回池袋みらい国際映画祭:モキュメンタリー〗
- 23-214
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間48分
- 監督柴口勲
- 主演蔵田廉