-
閉塞感漂う田舎町、響き渡る高校合唱部の歌声。一人の転校生がもたらした波紋を描く、青春群像ミュージカル。
日本のどこかにある、のどかな田舎町。町の高校にある合唱部は、コンクール出場を控え練習に励んでいた。そんな彼らの前に、一人のミステリアスな転校生が現れる。彼の圧倒的な歌声と存在は、閉鎖的な町の人間関係や、部員たちが抱えるコンプレックスを静かに揺さぶり始める。調和していたはずの歌声に、次第に不協和音が生じていく。歌を通して浮き彫りになる若者たちの葛藤と、町の隠された一面。彼らは本当のハーモニーを見つけられるのか。
ネット上の声
- 中高生が作曲から制作まで全部やったってマジ?素人感はあるけど、それが逆にリアルで胸に刺さった。奇跡みたいな映画だね。
- 爽やかな歌声とは裏腹に、テーマは重くて…。でも観るたびに心に染みる作品です。
- 歌声がすごく綺麗だった。
- 文化祭の作品みたい、と思ったら本当に学生が作ったのか!すごい熱量。
戦争
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督柴口勲
- 主演正司怜美
-
自主制作のミュージカル青春劇「隣人のゆくえ あの夏の歌声」で注目されたものの、2022年に急逝した柴口勲監督の遺作。ままならない時代に生きる若者たちの怒りや社会への警笛などを、再び独自のミュージカル仕立てで描いた。
14歳のアイは支配的な両親のもと、出口のない迷路をさまようような毎日を送っている。同級生のユウが暮らすファミリーホーム「らくちん堂」に出入りする彼女は、そこに暮らす個性的な住人たちと交流するときだけ心が和らぐ思いでいたが……。
42歳を過ぎてからサラリーマンをしながら映画制作をはじめた柴口監督は、短編「ひこうき雲」「夏を撮る」などで徐々に評価を高め、2016年に手がけた長編「隣人のゆくえ あの夏の歌声」は2017年に劇場公開され、リバイバル上映が繰り返されるなどカルト的な人気を集めた。集大成的な作品となった本作「ウソトホント」がMOOSIC LAB 2023で上映される前に倒れて帰らぬ人となった。
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督柴口勲
- 主演行天優華
-
夏休みの前日、何者かに破かれる修学旅行の予定表。誰の仕業なのか?なぜそれは破かれたのか?をめぐる中学3年生の青春群像劇。生徒を生徒が演じ、先生を先生が演じるリアルを根幹に置くフィクション。監督の母校で27名の中学生をキャスト・スタッフにして制作した夏の日の記録。
ネット上の声
- めちゃくちゃ好きだった、このクラスに私がもし居たらイチローが好きだと思う
- ひとりひとりがお互いの個を認めてるちいさな世界
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間25分
- 監督柴口勲
- 主演前田紘輝
-
各学年1クラス編成となった中学校の部活廃部の危機。実話に着想を得た物語を当時の実際のバスケ部と教員達が演じた中学3年最後の夏の青春群像フェイク・ドキュメンタリー。同級生が同級生と先生を撮った映画。
今日も部活に来ない黒岩、今日も部活に居残る白波。明日がバスケ部3年生の引退試合だ。一方、写真部の光石は文化祭で発表する作品を制作中。先生からの課題と同級生の願いをそっと胸に秘めシャッターを押していた。
第3回池袋みらい国際映画祭 特別審査員賞・地域審査員賞・みらい賞 受賞作品
ネット上の声
- 大好きな「隣人のゆくえ あの夏の歌声」を撮った柴口監督の未見のやつ、観とこ、思っ
- 〖第3回池袋みらい国際映画祭:モキュメンタリー〗
- 23-214
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間48分
- 監督柴口勲
- 主演蔵田廉