「私の少女」のチョン・ジュリ監督とペ・ドゥナが再タッグを組み、2017年に韓国で起こった実在の事件をモチーフに、ごく普通の少女が過酷な労働環境に疲れ果て自死へと追い込まれていく姿をリアルに描いた社会派ドラマ。
高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けであるコールセンターを紹介され、実習生として働き始める。しかし会社は従業員同士の競争を煽り、契約書で保証されているはずの成果給も支払おうとしない。そんなある日、ソヒは指導役の若い男性が自死したことにショックを受け、神経をすり減らしていく。やがて、ソヒは真冬の貯水池で遺体となって発見される。捜査を開始した刑事ユジンはソヒを死に追いやった会社の労働環境を調べ、根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。
ペ・ドゥナが刑事ユジンを演じ、少女ソヒ役には新進女優キム・シウンを抜てき。2022年・第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で審査員特別賞を受賞。
ネット上の声
- これが実話ベースというのが一番恐ろしい。前半のソヒが追い詰められていく姿は見ていて本当に胸が苦しくなった。後半、ペ・ドゥナ演じる刑事が静かに怒りを燃やして真相を追う姿に引き込まれます。
- コールセンターのノルマとか、責任逃れする大人たちとか、リアルすぎてしんどい。韓国映画だけど、全然他人事じゃない感じがした。
- とにかく救いがなくて、見終わった後どっと疲れた。映画としてはよく出来てるんだろうけど、気分が落ち込みますね。
- ただただ、苦しかった。でも見るべき映画。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国韓国
- 時間138分
- 監督チョン・ジュリ
- 主演ペ・ドゥナ