建築界のバイブルとして読み継がれる「アメリカ大都市の死と生」の著者ジェイン・ジェイコブズに迫ったドキュメンタリー。1950年代のアメリカ。モダニズムを背景に自動車中心に合理的な都市計画が主流を占めていた。そんな中、1961年に刊行された「アメリカ大都市の死と生」はこれまでとはまったく異なる新しい都市論を展開し、世界に大きなインパクトを与えた。今や都市論のバイブルとなっているこの本を書いたのは、ニューヨークのダウンタウンに住む主婦ジェイン・ジェイコブズ。実際に暮らす生活者の視点で街を観察し、魅力的な街づくりのためのさまざまな独創的なアイデアをつかんでいったジェイコブズとその仲間たちは、「マスタービルダー」の異名を持つ都市開発の帝王ロバート・モーゼスらが強引に推し進める開発プロジェクトを阻止するため、壮絶な闘いを繰り広げていく。本作では当時の貴重な記録映像や声を織り交ぜ、「常識の天才」ジェイコブズに迫っていく。
ネット上の声
- 東京マガジンの名物コーナーのような...
- 人が先か? 都市が先か?
- 内容が興味深い
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ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国アメリカ
- 時間92分
- 監督マット・ターナウアー
- 主演ヴィンセント・ドノフリオ