夫である岡本喜八監督作品のプロデューサーを長年務めてきた中みね子(岡本みね子)のオリジナル脚本による初監督作品。市子が少女の頃に思いを寄せていた人は、今では国際的な画家となっていた。彼の個展の記事を目にした市子は、思い出の一枚の絵を求め、軽井沢へと旅立つ。旅に出た母を気にかけ、後を追う息子の進。戦後の貧しさの中で、着物の仕立てをしながら過ごした若き日の母の思い。心に封印した母の思いを進は知らずにいた。軽井沢で人のぬくもりに触れ、次第にほどけてゆく市子の心。そんな市子に思いがけない出会いが訪れる。主人公の市子に八千草薫、市子が思いを寄せる画家・宮謙一郎に仲代達矢。岸部一徳、風間トオルら岡本喜八作品でおなじみの俳優陣が脇を固める。
ネット上の声
- 岡本喜八監督をプロデューサーとして支え続けてきた妻、中みね子さん脚...
- この映画には何かが”いらっしゃる”
- 真摯で不思議な作品
- 人生締めくくり。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督中みね子
- 主演八千草薫