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幼い頃に視力を失い手術したものの色彩を感じることができない青年が、戦後日本を代表する写真家・東松照明の写真に導かれて長崎・沖縄の戦争の記憶をたどる姿を描いたロードムービー。
生まれてすぐに視力を失った10歳の少年・光。彼にとって世界は「音」であり、光はカセットテープに自分の世界を録音していた。光の眼は手術によって視力を取り戻せる可能性があり、母に説得され手術を受けるを決意する。やがて20歳になった光は東松照明の写真にひかれ、導かれるように長崎を訪れる。そこで知り合った自称革命家の友部に誘われ、ドキュメンタリー映画制作を手伝うことになり、長崎と沖縄の戦争の痕跡をたどることになった光は、心に傷を負いながらもたくましく生きる詠美や、沖縄と家族を愛する糸洲と出会う。戦争の記憶と彼ら3人の生きざまは、光の人生を大きく動かし始める。そして2070年、71歳になった光が生きる世界は大きく変容していた。
「パラダイス・ネクスト」の半野喜弘が監督・脚本・原案・音楽を手がけ、眞栄田郷敦が20歳の光役で映画初主演を果たした。
ネット上の声
- 映画館で観る事をおすすめする
- 結局何が言いたかったのか
- モノクロは良かったけど
- 長さの意味
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間169分
- 監督半野喜弘
- 主演眞栄田郷敦
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ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーらアジア映画界の名匠たちの映画音楽を手がけてきた日本人音楽家・半野喜弘が監督を務め、「るろうに剣心」シリーズの青木崇高主演で描いたサスペンスドラマ。かつてある過ちを犯した則夫は、現在は飯田健次という別人に成り済まし、勤務先の工場と自宅を往復するだけの孤独な日々を送っていた。そんなある日、同僚の男が健次の自宅に女を連れて現れ、彼女を一晩だけ預かって欲しいと頼み込む。これまで他人との関わりを避けてきた健次は断るが、同僚のあまりのしつこさに渋々彼女を預かることに。女も健次と同じく秘密を抱え、自分のことを語ろうとはしない。ふたりはそれぞれの本当の姿を明かさないまま、次第にひかれあっていく。主人公の人生を狂わせていくヒロイン役に「天の茶助」の大野いと。
ネット上の声
- 過度に期待しなければ楽しめる
- 窓の外は雨、物語の始まり
- 寄せ合う心、すれ違う心
- 切ない恋愛ストーリー
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督半野喜弘
- 主演青木崇高
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妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演し、孤独な男たちの運命が交錯していく様子を全編台湾ロケで描いたノワールサスペンス。世間から身を隠すように台北でひっそりと暮らすヤクザの島の前に、お調子者でなれなれしい牧野が現れる。牧野は初対面のはずの島の名前を知っており、島が台湾に来るきっかけになった事件の真相についてほのめかす。得体の知れない牧野をいぶかしく思う島だったが、牧野が何者かに命を狙われていると知り、一緒に台湾東海岸の町・花蓮へと向かう。そこで出会った女性シャオエンの存在により、牧野と島の閉ざされた過去が明らかになっていく。2人の運命の女性であるシャオエンを、「黒衣の刺客」でも妻夫木と共演した台湾の人気女優ニッキー・シエが演じる。共演に「目撃者 闇の中の瞳」のカイザー・チュアン。ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーといった名匠たちの作品の映画音楽で知られる半野喜弘が監督・脚本を手がけ、坂本龍一がテーマ曲を担当。
ネット上の声
- 音楽畑出身、アジア名匠とのコラボを経た監督ならではの感性
- 30分に縮めてしまえばよかったのに
- 美しい映像、ぬくもりのサスペンス
- どんより感だけが漂う
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2019年
- 製作国日本,台湾
- 時間100分
- 監督半野喜弘
- 主演妻夫木聡