「愛人 ラマン」などで知られる作家マルグリット・デュラスが1985年に発表した自伝的小説「苦悩」を映画化。1944年、ナチス占領下のフランス。若き作家マルグリットは夫ロベール・アンテルムとレジスタンス運動に身を投じていた。ある日、夫がゲシュタポに逮捕されてしまう。マルグリットは愛する夫を取り戻すため、ゲシュタポの手先であるラビエと危うい関係を築き、情報を得る。しかしパリ解放後も夫の不在は続き、マルグリットは心身ともにぼろぼろになりながら彼の帰りを待つが……。マルグリットを「海の上のピアニスト」のメラニー・ティエリー、彼女に近づくゲシュタポの手先ラビエを「ピアニスト」のブノワ・マジメル、マルグリットを支えるレジスタンス運動の仲間ディオニスをミュージシャンのバンジャマン・ビオレがそれぞれ演じる。
ネット上の声
- 内省的な独白形式をとりながら、自分という「ある女」の内面に迫る
- デュラス作品を読んでいるかのように感覚に
- 妻の務めを果たし、女へと戻った深い苦悩
- 待つ身もつらいが観客もつらい。
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国フランス,ベルギー,スイス
- 時間126分
- 監督エマニュエル・フィンケル
- 主演メラニー・ティエリー