正義とは何か、真実とは何か。ドキュメンタリー監督である主人公が、取材対象と自身の家族との間で揺れ動く、倫理観を鋭く問う社会派サスペンス。
現代の日本。女子高生のいじめ自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子。ジャーナリストとして強い正義感を持ち、真実の追求を使命とする彼女は、取材を通して事件の裏に隠された事実に迫っていく。しかし時を同じくして、学習塾を経営する彼女の父親が、教え子の女子生徒と関係を持ったという衝撃の事実を知ってしまう。他人のスキャンダルを追及する立場でありながら、自身の家族のタブーに直面する由宇子。ジャーナリストとしての倫理と、娘としての感情の間で激しく葛藤する中で、彼女が信じてきた「正義」の天秤が大きく揺らぎ始める。観る者の価値観を根底から揺さぶる衝撃作。
ネット上の声
- 正義ってなんだろうって深く考えさせられる。主人公のジレンマが重くて、長尺だけど最後まで目が離せなかったです。
- メディアの正義って何だろう。重いテーマだけど、見てよかった。
- 内容はすごく重いけど、見応えはあった。ラストシーンは賛否両論ありそうだけど、私はアリかな。
- 報道に携わる人間のジレンマがリアルに描かれてて、身につまされる思い。自分の正義が揺らぐ瞬間、最後まで目が離せなかった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間152分
- 監督春本雄二郎
- 主演瀧内公美