第2次世界大戦中のオーストラリアで起こった集団捕虜脱走「カウラ事件」の真相に迫ったドキュメンタリー。1944年8月、オーストラリアの田舎町カウラにあった捕虜収容所で、近代戦史上最大規模の捕虜脱走事件が発生した。1000人を超える日本人捕虜が集団で脱走を試み、日本人捕虜234人、オーストラリア人の監視兵ら4人が死亡。日本人捕虜の目的は生き延びるための「脱走」ではなく「死」であり、その背景には「捕虜を恥」とする旧日本軍の教義や当時の日本の「空気」があった。事件の生存者たちの証言を交えながら決行に至るまでの経緯を明らかにし、生存者に今なお残る悔恨、その思いを受け止めようとする若者や演劇人、そして事件を教訓に和解への道を歩んできたカウラの人々の姿を映し出す。監督は、旧日本軍の贖罪と和解に生涯を捧げた永瀬隆を取材したドキュメンタリー「クワイ河に虹をかけた男」の満田康弘。
ネット上の声
- 第二次世界大戦中のオーストラリアで起こった日本兵捕虜の集団脱走事件「カウラ事件」
- 日本人は再び戦争を止めることができないだろう
- カウラを忘れまい。そして、私の体は私のもの。
- タイトルから想像していたのは、悲壮な進軍ラッパに追い立てられ、「虜囚の辱め」より
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督満田康弘
- 主演---