「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」での3Dのワンシークエンスショットという演出で注目を浴びた中国の新世代監督ビー・ガンが、2015年にメガホンをとった初長編監督作品。監督自身の故郷である凱里で撮影され、出演者の大半が監督の家族や親戚、友人などがキャスティングされている低予算の作品ながら、スイス・ロカルノ国際映画祭の新進監督賞と特別賞、フランス・ナント三大陸映画祭グランプリ、台湾の金馬奨で最優秀新人監督賞など各国の映画祭で多数受賞した。凱里にある霧に包まれた小さな診療所に勤務し、幽霊のように毎日を送るシェン。刑期を終えて、凱里に帰った時には妻はすでにこの世になく、かわいがっていた甥も何者かによって連れ去られてしまった。シェンは甥と同じ診療所で働く年老いた女医のかつての恋人を捜す旅に出る。その途上で立ち寄ったダンマイという名の村は、過去の記憶、現実、そして夢が混在する不思議な村だった。
ネット上の声
- 時間は行きつ戻りつその人だけの時間になるということか
- けっこうよかった
- 【淡々としつつも、いつの間にやら引き込まれる幻想的でアーティスティックなロードムービー。】
- 最近、上田義彦さんの写真展を見に行ったからなのか、山や草の緑に煎茶の豊かさが広が
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国中国
- 時間110分
- 監督ビー・ガン
- 主演チェン・ヨンゾン