日本各地の生活や民族を記録する作品を数多く手がけた記録映画作家・映像民俗学者の姫田忠義率いる民族文化映像研究所が、新潟県の最奥で自然に寄り添う暮らしを続けてきた山村・奥三面(おくみおもて)の最後の姿をとらえたドキュメンタリー。
新潟県北部の朝日連峰に位置する奥三面では、山の恵みを隅々まで利用する生活が昭和の終わりまで奇跡のように保たれてきた。冬の深い雪に覆われた山では、ウサギなどの小動物や熊を狩る。春には山菜採りや、慶長2年の記録が残る古い田での田植え。夏の川では仕掛けやヤスでサケ・マス・イワナを捕らえ、秋になると木の実やキノコ採り、仕掛けや鉄砲による熊狩りが行われる。
ダム建設による閉村を前に、映画スタッフは1軒の家と畑を借り、1980年から4年間にわたって村の暮らしを撮影。村人たちが連綿と続けてきた山の生活を、四季を通じて丹念に映し出す。2024年4月、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
ネット上の声
- たった40年前のこと
- 日高や南アルプスと並んで日本で最も山深き場所の一つ、新潟と山形の県境に位置する朝
- 今年、最も目をみはらされた映像作品、いや(長編記録映画)作品と呼ばない方がいいの
- やっぱ、山はいいなあ。俺は山しかねえなあ。山、山、山、俺には山しかねえなあ。
ハンター(猟師)、 ドキュメンタリー
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間147分
- 監督姫田忠義
- 主演---