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アイヌの血を引く少年の成長を通して現代に生きるアイヌ民族のリアルな姿をみずみずしく描き、第19回トライベッカ映画祭の国際コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した人間ドラマ。北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで母と暮らす14歳の少年カントは、1年前に父を亡くして以来、アイヌ文化と距離を置くようになっていた。友人と組んだバンドの練習に熱中する日々を送るカントは、中学卒業後は高校進学のため故郷を離れることを決めていた。そんな中、カントの父の友人だったアイヌコタンの中心的人物デボは、カントをキャンプへ連れて行き、自然の中で育まれたアイヌの精神や文化について教え込もうとする。自らもアイヌの血を引く下倉幹人が演技初挑戦にして主演を務め、アイデンティティに揺れる主人公カントを演じた。監督は、前作「リベリアの白い血」が国内外で高く評価された新鋭・福永壮志。(※タイトル「アイヌモシリ」の「リ」は小文字が正式表記)
ネット上の声
- 映画の魅力の一つである、“自分が触れたことのない文化や世界を追体験すること”を存
- アイヌ文化、生活、自分が知らない世界を体験できる映画の素晴らしさを満喫
- アイヌを見つめる研ぎ澄まされたインディペンデント・スピリッツ
- その昔、北海道はアイヌモリシ=アイヌの土地だった、、、
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本,アメリカ,中国
- 時間84分
- 監督福永壮志
- 主演下倉幹人
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内戦の傷跡が残るリベリアのゴム農園からNYへ。より良い生活を夢見た男が直面する、過酷な現実とアイデンティティの葛藤。
舞台は、現代のリベリアとニューヨーク。主人公は、内戦の傷跡が残るゴム農園で過酷な労働に疲弊した男、シスコ。彼は組合のストライキをきっかけに全てを捨て、新天地を求めてニューヨークへ渡ることを決意。タクシードライバーとして働き始めるが、大都会の孤独、文化の違い、そして故郷に残した家族への想いが彼を苦しめる。そんな中、リベリアでの過去が、予期せぬ形で彼の前に再び姿を現す。故郷と新しい世界の間で揺れ動く男の魂が掴み取るべき未来とは。
ネット上の声
- 主人公の強いまなざしが印象的
- あるタクシードライバー
- 冷静な視点
- 音楽が入らないドキュメンタリー調だからか、リベリア人の日常を垣間見させてもらって
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国アメリカ
- 時間88分
- 監督福永壮志
- 主演ビショップ・ブレイ
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18世紀、飢饉に喘ぐ村。村八分にされた少女が、生きるために禁じられた山へと足を踏み入れる、衝撃の物語。
舞台は18世紀後半、冷害と飢饉に苦しむ東北の寒村。村の厄災の原因として、人々から蔑まれ、存在を許されない少女、凛。彼女は、家族を養うため、村で最も忌み嫌われる仕事を請け負うことを決断。しかし、その行為がさらなる悲劇の引き金に。追い詰められた凛は、村の掟を破り、神聖にして禁じられた山の中へと逃げ込む。そこで彼女が出会ったのは、獣のように生きる謎の男。文明社会から隔絶された大自然の中で、彼女が目にするものとは。人間の本質と生存を問う、壮絶な運命の始まり。
ネット上の声
- 18世紀後半、大飢饉に見舞われた東北の山村で一人の少女が必死に運命に抗います。「遠野物語」の世界感を知った上で鑑賞すると、より深く理解できる気がします。
- 冷害による飢餓に苦しむ東北の農村で、村八分に遭い、死体処理を家業とする家に生まれ
- 「遠野物語」から着想を得たオリジナルストーリー
- 日本百名山にも数えられている早池峰(はやちね)
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本,アメリカ
- 時間98分
- 監督福永壮志
- 主演山田杏奈