哲学者としても著名なジャン=ポール・サルトルの短編小説「一指導者の幼年時代」をベースにした心理ミステリー。ベルサイユ条約締結直前のフランスを舞台に、アメリカからやって来た政府高官の幼い息子が、「独裁者」というモンスターへと変貌を遂げる謎に迫るさまを描く。1918年、ベルサイユ条約締結のため、米政府高官が妻と息子とともにフランスに送り込まれた。まるで少女のように美しい息子だったが、終始不満を抱え、教会へ投石するなど、不可解な行動や言動繰り返し、両親は頭を悩ませていた。周囲が心配する中、少年の性格は恐ろしいほどゆがんでいき、やがて彼の中の怪物がうめき声を上げる。少年の母親役に「アーティスト」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたベレニス・ベジョ。少年役に本作が映画デビューとなったトム・スウィート。監督は「メランコリア」などで俳優としても活躍するブラディ・コーベット。
ネット上の声
- 余りに酷いストーリー展開のためか、試写会でも途中退場続出
- 幼少期が理由であっても、言い訳にはならない。
- 映画自体は退屈至極だが鑑賞後に尾を引く
- 最近寝つけが悪い人には最適な作品かも。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国イギリス,ハンガリー,フランス
- 時間116分
- 監督ブラディ・コーベット
- 主演トム・スウィート