全2作品。森田健監督が制作した映画ランキング

「スープ　生まれ変わりの物語」の原作者として知られる作家・森田健が、15年におよぶ不思議現象の調査結果をもとに執筆した小説「神のなせる技なり」を、自らのメガホンで映画化。高校生の西崎智也と城山容子は、それぞれ前世の記憶を持っている。前世で近藤勇を狙う刺客・杉本洋子だった容子は、新選組の志士・森田一雄だった智也を近藤と間違えて刺してしまい、自身も新選組の志士・西野治に斬られていた。やがて、時空と次元をこえる冒険の旅に出た智也と容子は、次々と不思議な出来事を体験していく。

「スープ　生まれ変わりの物語」として映画化もされたノンフィクション「生まれ変わりの村」の著者・森田健が自ら監督を務め、日本人が心の根底にもつ「和」の意識について描いた作品。2011年の東日本大震災の折、被災地で略奪もほとんど起こらず、秩序と冷静さを失わない日本人の行動が世界に驚きを与えた。その背景には、古来から自然災害の多い日本に生きる人々の心には、無意識に「和」の心が芽生えているからではないかと考えた森田監督が、東京の街頭で現代社会を生きる多くの日本人にインタビューを敢行。そのドキュメンタリーパートに、ドラマパート、アニメーションパートも交えた独特の構成で、日本人の根底にある意識、無意識を検証していく。