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パリの名門音楽院への編入を認められたアルジェリア系の少女が指揮者への夢に挑む姿を、世界的指揮者チェリビダッケに師事して自らオーケストラを立ち上げたザイア・ジウアニの実話を基に描いたヒューマンドラマ。
パリ近郊の音楽院でビオラを学ぶザイアは、パリ市内の名門音楽院に最終学年で編入を認められて指揮者を目指すように。しかし女性指揮者は世界でわずか6%しかいないという困難な道のりで、クラスには同じく指揮者志望のエリート、ランベールもいる。高級楽器を持つ名家の生徒たちに囲まれるなか、ランベールの仲間たちからは田舎者と見下され、指揮の練習の授業では指揮台に立っても真面目に演奏してもらえない。やがて彼女は特別授業に来た世界的指揮者セルジュ・チェリビダッケに気に入られて指導を受けることになり、道がわずかにひらき始める。
「涙の塩」のウーヤラ・アマムラが主人公ザイア、「預言者」のニエル・アレストリュプがチェリビダッケを演じたほか、主要キャスト以外の配役には現役の音楽家たちを起用。監督・脚本は「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」のマリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール。
ネット上の声
- 指揮という役割の興味深さを丁寧に伝えようとする姿勢に好感。社会派メッセージの配分もいい
- メインキャスト以外、出演者は全員プロの演奏家! リアル感が心地いい爽やかな音楽映画。
- フランス、パリに住んでいたアルジェリア系の移民女性(映画は半自伝ともなっているの
- 環境音が強調されてたシーンはザイアの世界を一緒に味わえているみたいでよかったし、
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国フランス
- 時間114分
- 監督マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール
- 主演ウーヤラ・アマムラ
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落ちこぼれクラスと歴史教師が挑む、不可能と言われた全国歴史コンクール。実話に基づく、涙と感動の教育ドラマ。
フランス、パリ郊外の荒れた高校。人種も宗教もバラバラで、学習意欲ゼロの落ちこぼれクラス。新任の歴史教師アンヌは、そんな彼らに無謀な提案を持ちかける。それは、全国歴史コンクールへの出場。テーマは「アウシュヴィッツの強制収容所」。最初は反発し、無関心だった生徒たち。しかし、ホロコーストの生存者との出会いをきっかけに、彼らの心に変化が芽生え始める。過去の悲劇と向き合う中で、互いの違いを乗り越え、一つの目標に向かって団結していく生徒たち。果たして彼らは、歴史を変える「奇跡」を起こせるのか。
ネット上の声
- 教師歴20年、ベテランの女性教師が落ちこぼれクラスを率いて「アウシュビッツ 若者
- 顔の無いヒトラーたちを見たときにも感じましたが、アウシュビッツの事...
- プロフェッショナルであるということ。
- サブタイトルの方がしっくりくる作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール
- 主演アリアンヌ・アスカリッド
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「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」で世界的に注目を集めたマリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール監督が、パリで働く女性とその家族の姿を通し、多様化する社会での幸せの在り方を提示した人間ドラマ。5月のとある日。女性大統領のアンヌは、職務と母親業の間で不安に揺れていた。ジャーナリストとして働くシングルマザーのダフネは、仕事を優先するあまり思春期の子どもたちとの関係が上手くいかない。独身を謳歌する大学教授ナタリーは、教え子との恋愛を楽しんでいる。小児科医のイザベルは、幼少期の実母との関係が原因で、子どもを産むことを恐れている。花屋のココは、電話にも出てくれない恋人の子どもを妊娠してしまう。彼女たちはそれぞれ事情を抱えながらも、幸せを求めて日々奮闘するが……。出演は、「愛を綴る女」など監督としても活躍するニコール・ガルシア、「最強のふたり」のオドレイ・フルーロ、「パリ、恋人たちの影」のクロチルド・クロ。
ネット上の声
- 女、働く女性、妻、ママそして毒母!?
- 現在のパリに見る“白人の優位性”
- この作品こそ母の日サラダ
- 母親ってやっぱり特別
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国フランス
- 時間103分
- 監督マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール
- 主演オドレイ・フルーロ