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行方不明になった娘を捜し続ける夫婦と、彼らの前に現れた若い女性の関係を中心に、不安な時代の不条理な運命に翻弄されながら生きる人々の姿を描いたドラマ。
出版社に勤める雅之と妻の涼子は、どこにでもいる平凡な夫婦だった。しかし5年前、当時5歳の娘の明菜が突然姿を消し、行方知れずになったことから、2人の生活は一変した。涼子は娘がいなくなった日、娘を預けていた父の丈志に恨みをいだくが、その父もいまは認知症が進み、母の初恵に介護されている。そして娘の行方不明を機に、雅之と涼子の夫婦仲もすっかり冷えきっていた。わずかな手がかりを求めて情報提供を呼びかける夫婦は、チラシ配布を手伝ってくれる女性・莉奈と出会う。涼子は子どものいなくなった心の穴を埋めるかのように、出産を控えた莉奈との交流にのめり込むが……。
メガホンをとったのは、ピンク映画の現場で映画制作を学び、「乃梨子の場合」「夢の女 ユメノヒト」などの監督作で知られる坂本礼。涼子役に「夏の娘たち ひめごと」「カウンセラー」の西山真来、雅之役に「ぼっちゃん」「愛しのノラ 幸せのめぐり逢い」の水澤紳吾、夫婦の前に現れる身重の女性・莉菜役にNHK連続テレビ小説「まんぷく」、映画「わたしのお母さん」などで活躍するぎぃ子。
ネット上の声
- 少女監禁事件もの
- セックスをクライマックスに持って行く、脚本・演出に中野太・坂本礼の映画屋の矜持を
- 大きな女性と小柄な男性の夫婦のバランス感とか、職場と人の空気感とかのコントラスト
- 未就学の子供がいなくなった時(行方不明でも誘拐でも事故死でもなんでも)父親と母親
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督坂本礼
- 主演西山真来
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40年間社会から断絶されていた男と、震災により福島から東京に移住した女を主人公に、「乃梨子の場合」の坂本礼監督が描く大人のラブストーリー。心の病により10代から50代まで精神病院に入院していた永野は、東日本大震災の避難中にすでに病が完治していることがわかり、40年ぶりに外の世界で生活することとなった。10代の時に初体験をした女性に一目会いたいという思いを募らせた永野は、震災のために息子夫婦の住む東京へと移住した「あの人」に会うために、福島から東京へと自転車を走らせる。ピンク映画の監督や俳優として活躍し、長らく監督業から離れていたものの、2016年に「バット・オンリー・ラヴ」で監督としても復帰した佐野和宏が主人公・永野を演じ、永野が思い焦がれる初恋の女性役をインディー映画やピンク映画で活躍する伊藤清美が演じる。
ネット上の声
- 東北大震災と絡めるエクスキューズ
- 東北大震災と絡めるエクスキューズ
- 純な感じが素敵
- 経験的というより年代的・ロケ地的に身に詰まされる、ほのかにもの哀しくなるようなエ
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督坂本礼
- 主演佐野和宏
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ピンク映画を数多く手がける坂本礼監督が、どこにでもいる主婦のありふれた日常が静かに壊れていくさまを描いた作品。父はアル中、母親は男と出て行ったきり、自身も万引きで2回捕まった過去を持つ乃梨子。それでも、かわいい娘と警察官のやさしい夫・響一に囲まれ、ごく平凡な幸せな毎日を送っていた。しかし、ある日突然、響一が1年前に警察を辞めていたと告白。すでに退職金も使い果たし、貯金も底をついていた。パートだけではやりくりできなくなった乃梨子は、デートに誘われていたパート先であるスーパーの納品業者戸高に援助交際を切り出す。そして戸高も、見合い相手の亜紀がいながら乃梨子にのめり込んでいく。
ネット上の声
- 最近こういう独立系多くなってきたのかな?
- 女性の潔さだな
- 私の場合
- 夫が一年前に仕事を辞めていて退職金も使い果たしていたことが発覚し、金を稼ぐ為にパ
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督坂本礼
- 主演西山真来