自閉症児を題材にした劇映画「星の国から孫ふたり」(2009)などを手がけ、11年に他界した槙坪夛鶴子監督が、遺作となった同作を撮影する過程を追ったドキュメンタリー。社会的弱者に視点を置いた作品を撮り続けてきた槙坪監督は、リウマチが進行し、車椅子での生活や2週間に一度の輸血のため通院も欠かせないという状況にあった。それでも、十分な理解や情報も得られずにいる自閉症児やその家族のため、支援の輪を広げようと、「星の国から孫ふたり」を製作。全国を回る上映活動にも精力的に取り組んだ。そんな槙坪監督の姿や熱意を通し、自閉症児やその家族と社会の関わり方を考えていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督床波ヒロ子
- 主演槙坪夛鶴子