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1997年、金融危機下のシンガポール。問題児の少年とフィリピン人メイド、言葉と文化の壁を超えた家族の絆の物語。
1997年、アジア通貨危機が迫るシンガポール。共働きの夫婦は、問題児の息子ジャールのため、フィリピン人メイドのテリーを雇用。初めは反発し合うジャールとテリー。しかし、共に過ごす時間の中で、二人の間には確かな絆が芽生え始める。一方で、不況の波は容赦なく一家に押し寄せ、家族の関係にも変化が。血の繋がりを超えた愛情の形と、避けられない別れの予感。
ネット上の声
- 秘密と希望と落胆が混じり合い、「ぬくもりの記憶」に昇華される
- ハッピーエンドとは言いがたいけど
- 華やかな部分が注目される国だけど
- お母さんの気持ちが、よくわかる
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国シンガポール
- 時間99分
- 監督アンソニー・チェン
- 主演コー・ジャールー
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中国と朝鮮半島の国境に位置する街・延吉を舞台に、偶然出会った男女3人が街をクルーズ(ぶらぶらと観光)するなかで起こる心情の変化を、繊細な映像美と抒情的音楽でつづった青春映画。
友人の結婚式に出席するため冬の延吉にやって来た青年ハオフォンは、上海へ戻る翌朝のフライトまでの暇つぶしに観光ツアーに参加した際に、スマートフォンを紛失してしまう。観光ガイドの女性ナナはお詫びとしてハオフォンを夜の延吉に連れ出し、男友達シャオも合流して飲み会で盛り上がる。翌朝、寝過ごしたハオフォンはフライトを逃し、シャオの提案により3人でバイクに乗って国境クルージングに出かける。
「少年の君」のチョウ・ドンユイがナナ、「唐人街探偵」シリーズのリウ・ハオランがハオフォン、「流転の地球」のチュー・チューシャオがシャオを演じた。「イロイロ ぬくもりの記憶」で第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェンが監督・脚本を手がけ、シンガポールと日本を拠点に活動するアーティストのキン・レオンが音楽を担当。
ネット上の声
- ふとしたきっかけから生まれた絆を紡いでいく3人の姿を、「国境線」と絡めて描いていく、という掘り下げ方がおもしろい一作
- 映像がとにかくスタイリッシュで美しい
- 3人それぞれの閉塞感から共感へ
- 中国の若者の青春の蹉跌
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国中国,シンガポール
- 時間100分
- 監督アンソニー・チェン
- 主演チョウ・ドンユイ
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家庭と職場で孤独を抱える女性教師。彼女の心を動かしたのは、ただ一人の男子生徒だった。
雨季が続くシンガポール。高校で中国語を教えるリンは、満たされない日々。家庭では不妊治療のプレッシャーと夫とのすれ違い。職場では、中国語に関心のない生徒たちに無力感。そんな彼女の唯一の救いは、熱心に授業を聞く男子生徒ウェイロンの存在。放課後の補習授業をきっかけに、二人の距離は急速に縮まっていく。互いの孤独を埋め合うように、特別な感情を育む二人。教師と生徒という関係を超え、許されないと知りながらも惹かれ合う心。熱帯の湿った空気が、二人の危うい関係を包み込む。
ネット上の声
- マレーシアから嫁いだ中華系マレーシア人の教師、その先のテレビには母国マレーシアで
- 抑圧がもたらす痛みを鬱屈とした空気で以て描く
- JAIHOにもハズレはあるんだな、、
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国シンガポール,台湾
- 時間103分
- 監督アンソニー・チェン
- 主演---