2016年公開の長編デビュー作「ケンとカズ」で注目を集めた小路紘史監督が自主制作で完成させた長編第2作で、希望を捨てた男と家族を失った少女の復讐の旅路を描いたジャパニーズノワール。
裏稼業で生計を立てる孤独な男・辰巳は、元恋人である京子の殺害現場に遭遇し、その場にいた京子の妹・葵を連れて逃亡する。最愛の家族を奪われた葵は、姉を殺した犯人に復讐することを決意。犯人を追う旅に同行することになった辰巳は生意気な葵と反発し合いながらも、彼女を助けともに過ごすなかで、ある感情が芽生えてくる。
「ONODA 一万夜を越えて」の遠藤雄弥が主人公・辰巳、「アイスと雨音」の森田想が葵を演じ、ドラマ「全裸監督」の後藤剛範、「無頼」の佐藤五郎、「わたし達はおとな」の藤原季節が共演。2023年・第36回東京国際映画祭「アジアの未来」部門出品。
ネット上の声
- いやー、すごかった。脳天にガツンとくる衝撃。邦画でここまで熱量の高いノワールは久しぶりかも。役者さんたちの鬼気迫る演技、特に主演の遠藤雄弥さんの目が忘れられない。息するの忘れるくらい見入っちゃった。
- 暴力シーンは苦手だけど、それを超える物語の引力があった。愛と暴力って紙一重なんだなって考えさせられたな。
- 問答無用で面白い。最高。
- こういうバイオレンス系はやっぱり苦手かも。登場人物に誰も共感できなくて、ちょっとキツかったかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督小路紘史
- 主演遠藤雄弥