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新婚カップルのリアルな日常を静謐なタッチでつづり、全州国際映画祭で韓国長編映画部門グランプリと観客賞をダブル受賞した作品。
アンチョビの加工工場で働くヒョンスとヨガのインストラクターをしているジュヒは、結婚して2年になるカップル。それほど裕福ではなかったが、平穏で幸せな毎日を送っていた。ある晩、いつものように自宅で会話を楽しんでいた2人は、ふとしたことからケンカになってしまい……。監督は韓国映画アカデミーで撮影を学んだ新鋭チャン・ゴンジェ。
日本では、2012年・第25回東京国際映画祭「アジアの風」部門で上映。特集上映「映画監督チャン・ゴンジェ 時の記憶と物語の狭間で」にて2025年3月に劇場初公開。
ネット上の声
- 昨年公開され、菊地成孔が絶賛したためもあってかミニシアター公開作品の中ではそれな
- なんかいい ストーリーはただの日常っちゃ日常なんだけど、 全体通し...
- よかった!たぶんアラサーくらいの夫婦の日常モノ
- 結局 夫婦喧嘩は犬も食わなかった?
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国韓国
- 時間65分
- 監督チャン・ゴンジェ
- 主演キム・スヒョン
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奈良の小さな町で交差する、現実とフィクション。韓国人監督が紡ぐ、ひと夏の出会いと淡い恋物語。
舞台は日本の奈良県五條市。新作映画の構想を練るため、韓国の映画監督テフンがこの静かな田舎町を訪れる。第一部では、通訳のミジョンと共に町をリサーチし、地元の人々と交流する彼の姿をモノクロのドキュメンタリータッチで記録。そして第二部。第一部での経験から着想を得た、ひと夏の淡い恋物語がカラーで展開。韓国から来た女優ヘジョンと、地元で柿農家を営む青年ユウスケの出会い。言葉の壁を越えて、次第に心を通わせていく二人。現実と虚構が溶け合う独特の構成で、旅先での出会いの煌めきと切なさを描く、幻想的な一編。
ネット上の声
- 好きすぎる 4.5にするか迷った ドキュメントみたいでどきどきした...
- 静かに味わう
- 1章があったおかげで2章の男のホンサンスチックな気持ち悪さが少し緩和されたかもし
- 綺麗な映画でした、ラスト近くのあのシーンはなんかジーンとくるくらい美しかった
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本,韓国
- 時間96分
- 監督チャン・ゴンジェ
- 主演キム・セビョク
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「ひと夏のファンタジア」などで知られる韓国のチャン・ゴンジェ監督が、アニエス・バルダ監督の名作「5時から7時までのクレオ」にオマージュを捧げた作品。
医師から乳がんの可能性を告げられた40代の大学教授ジュヒ。いつものように研究室へ向かった彼女は病気について検索し、年金について問いあわせの電話をかける。やがて、4年生の女子学生ジユが研究室に訪ねてくる。一方、小さな劇場で芝居の稽古が行われ、ジュヒの元夫である演出家ホジンが俳優に何度もやり直しをさせている。その芝居はある夫妻の関係が決定的に壊れる瞬間を描いたもので、楽屋に戻った俳優たちはホジン夫妻の実話なのではないかと噂する。
主人公ジュヒが午後5時から7時という限定された時間のなかで経験する出来事を、元夫との過去と思われる演劇と並行して描きだす。主演は「眠れぬ夜」でもチャン・ゴンジェ監督と組んだキム・ジュリョン。日本では、特集上映「映画監督チャン・ゴンジェ 時の記憶と物語の狭間で」にて2025年3月に劇場初公開。
ネット上の声
- これはイマイチまとまっていないが、ラストの演劇に結実するあたり、やはりちょっと濱
- なんかいい ずっと真剣にみ続けだけど、 日常生活の一部を切り取るだ...
- 『5時から7時までのクレオ』のオマージュ作(らしい)
- チャン・ゴンジェ監督の意欲作
- 製作年2022年
- 製作国韓国
- 時間75分
- 監督チャン・ゴンジェ
- 主演キム・ジュリョン
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現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを感じる女性が新たな人生を模索する姿を描いたヒューマンドラマ。韓国の小説家チャン・ガンミョンが2015年に発表した小説「韓国が嫌いで」を原作に、「ひと夏のファンタジア」のチャン・ゴンジェが監督・脚本を手がけ、韓国の若者たちが直面している現実を映しだす。
ソウル郊外の小さな団地で両親や妹と暮らす28歳のケナは、大学卒業後に就職した金融会社に片道2時間かけて通勤している。学生時代からの恋人ジミョンは自分が就職したらケナを養うと言うが、ケナはそんな彼に苛立ちを募らせていく。しかしケナの母は、裕福な家庭で育ったジミョンが娘と結婚することを望んでいた。一方、ケナたちが住む団地は老朽化のため再開発が予定されており、母は転居先の購入費用もケナに頼ろうとしていた。このままでは幸せになれないと感じたケナは、すべてを手放してニュージーランドへの移住を決意する。
「グエムル 漢江の怪物」のコ・アソンが主演を務め、テレビドラマ「スロウトレイン」のチュ・ジョンヒョクが共演。
ネット上の声
- 【”さむがりやのペンギン”韓国での未来を見出せなくなった28歳の女性の生きづらさを感じる様と、様々な葛藤を乗り越えて新天地へ旅立つ姿を描いた作品。】
- 人生における幸せとは何なのかという問いを突きつけられる
- 韓国って日本以上に生きていくのが難しい国なのかも
- 好きなように生きなさい
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国韓国
- 時間107分
- 監督チャン・ゴンジェ
- 主演コ・アソン