全3作品。常廣丈太監督が制作した映画ランキング

法医学教室を揺るがす初の検案。特別検視官・比嘉ミカ、その原点を描く衝撃の前日譚。

舞台は、永正大学医学部法医学教室。特別検視官・比嘉ミカが、まだ助教授だった頃の物語。管内で発生した、凄惨な女子中学生連続殺人事件。比嘉は尊敬する教授・浅川のもとで、初めて遺体の検案を担当することに。しかし、遺体に残されたわずかな痕跡から、浅川の見立てに疑問を抱く比嘉。警察の捜査方針を覆しかねないその見解は、組織の壁と権威に阻まれる。正義感と探究心の間で揺れ動く彼女が下した、ある「衝動的」な決断。彼女を「特別検視官」へと導いた、運命の事件の真相。

シリーズ完結。巨大台風が迫る中、取調室「キントリ」が内閣総理大臣と対峙する、前代未聞のラストケース。

叩き上げの取調官・真壁有希子が率いるプロフェッショナル集団「緊急事案対応取調班(キントリ)」。その解散が迫る中、舞い込んだ最後の事件。それは、巨大台風が日本に迫る中発生した、内閣総理大臣の襲撃事件。容疑者の取り調べを進める有希子たちの前に、国家を揺るがす巨大な闇が立ちはだかる。事件の鍵を握るのは、鉄壁のガードを誇る総理大臣本人。タイムリミットは台風が全てを飲み込むまでのわずかな時間。キントリは、決して触れてはならない日本の聖域に足を踏み入れる。シリーズの全てを懸けた、最後の取り調べ。

死者と対話する刑事・石川安吾。正義のために一線を越えた彼を待ち受ける、衝撃の「贖罪」とは。

頭に銃弾を受け、死者と対話する能力を得た刑事・石川安吾。彼は「絶対的な悪」を自らの手で裁き、法を超えた正義を執行した。しかし、その代償はあまりにも大きい。殺害した犯人の亡霊に苛まれ、警察組織から追われる身となった石川。そんな彼の前に、新たな難事件が発生する。被害者の声なき声を聞くことができる唯一の存在として、彼は再び禁断の捜査に足を踏み入れる。己が犯した罪を背負いながら、彼は本当の正義を見つけ出すことができるのか。光と闇の境界線で繰り広げられる、魂の救済を巡る物語。