デビュー作「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」など独特の世界観の作品で注目されるアナ・リリー・アミールポアー監督が、オリジナル脚本で手がけた長編第3作。他人を操る特殊能力を持った、エキセントリックでミステリアスな少女モナ・リザの繰り広げる逃走劇を描く。
謎めいた少女モナ・リザは、あの有名な絵画と同じ名前だが、絵に描かれた女性のようにほほ笑むことは決してない。彼女は12年もの間、精神病院に隔離されていたが、ある赤い満月の夜、突如として他人を操る特殊能力に目覚める。自由を求めて施設から逃げ出したモナ・リザは、サイケデリックな音楽が鳴り響き、刺激と快楽に満ちたニューオーリンズの街にたどり着く。そこでワケありな人生を送ってきた、さまざまな人たちと出会ったモナ・リザは、やがて自らのパワーを発揮し始め、月に導かれるように新たな世界を切り開いていく。
「バーニング 劇場版」でデビューし、Netflixオリジナル映画「ザ・コール」「バレリーナ」などでも活躍する韓国人俳優チョン・ジョンソがモナ・リザを演じ、モナ・リザをある計画に引き込むシングルマザーのダンサー、ボニー・ベル役をケイト・ハドソンが務めた。そのほかの共演に「ミッドウェイ」「デッドプール」のエド・スクレイン、人気コメディアンのクレイグ・ロビンソンら。撮影は「ミッドサマー」などのアリ・アスター作品を手がけたパベウ・ポゴジェルスキ。2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 【12年間精神病院に閉じこめられていた少女が、他人を操作する能力を得、自由を求めて行く。アナ・リリー・アミールポアー監督の「ザ・バンパイア 残酷な牙を持つ少女」同様、今作も面白かったな。】
- U-NEXTの【ポップでダークなファンタジー】って触れ込みに惹かれたけど、なーん
- サイキック+成長譚の定型を外す多様性時代のニューウェイヴ
- チョン・ジョンソの瞳に“操られる”
ファンタジー
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間106分
- 監督アナ・リリー・アミールポアー
- 主演ケイト・ハドソン