聖地エルサレムのオリーブ山、先祖代々の土地を守るため、たった一人で巨大な権力に立ち向かう女性の孤独な闘争。
舞台は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地が混在するエルサレムのオリーブ山。そこに広がる先祖代々のオリーブ畑を、28歳のパレスチナ人女性バディアは一人で守り続けていた。ある日、イスラエル政府による国立公園建設計画が浮上。立ち退きを迫る役人や、開発に期待する隣人たち。四面楚歌の中、彼女の心に宿るのは、土地への愛か、それとも頑なな意地か。伝統と近代化の狭間で揺れる聖地を背景に、一人の女性の尊厳をかけた静かなる抵抗の記録。
ネット上の声
- 聖地エルサレムといえば無学なプログレタリアートでも、つい反応してしまう場所だが、
- 刷り込まれたあるべき日常と、そこから少しずつ外れていく衝動が、抑えの効いた丁寧な
- どの国でも専業主婦の世界というのは狭いのだなと、この映画を観ながら考えた
- イスラエルのユダヤ教コミュニティは階層によって分かれているのだそう
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国イスラエル,デンマーク
- 時間83分
- 監督ヤエレ・カヤム
- 主演シャニ・クライン