全5作品。チョ・ソンギュ監督が制作した映画ランキング

「京都国際映画祭2018」（18年10月11～14日）上映作品。

アイドルグループ「KARA」の元メンバー、パク・ギュリの主演作で、ネコを通じてひかれ合っていく男女を描いた恋愛ファンタジー。日本料理店で寿司職人を目指して働くナビは、マンションの隣の部屋に越してきた旅行雑誌記者のイジョン、彼女の飼い猫ヤンマと出会う。ナビは猫に宿る人間の魂と対話できる不思議な能力の持ち主で、ヤンマにはある特別な理由により中年女性の魂が宿っていた。ヤンマを通じ、互いに惹かれあう2人だったが、イジョンがナビの能力に気づくことにより、ヤンマの秘密が明らかとなる。イジョン役をギュリ、ドラマ「花ざかりの君たちへ」などのソ・ジュニョンがナビ役を演じる。監督はギュリも出演した「2つの恋愛」のチョ・ソンギュ。

韓国版「アンティーク　西洋骨董洋菓子店」のキム・ジェウクが、人気グループ「KARA」のギュリとドラマ「男が愛する時」のチェ・ジョンアン、2人の女性の間でなんとかうまく立ち回ろうとする男性をコミカルに演じるラブストーリー。仕事も順調でシナリオ作家ユンジュと交際中の映画監督インソン。インソンの元カノで東京で仕事をしているミナが仕事で韓国にやって来た。ミナに誘われたインソンは気軽な気持ちで泊りがけの旅行に出かけてしまう。かつての感情を思い出し、ミナに執着するようになるインソンだったが、ミナはインソンの思いを断固はねつける。そんな中、ユンジュからインソンの滞在先に向かうとの連絡が入った。インソン役をジェウク、ミナ役をギュリ、ユンジュ役をジョンアンがそれぞれ演じる。

美大の教員であるヒョンデは、教授への昇格に有利になるだろうと後輩のスニと結婚したものの、そこに愛はなく、性的欲求と空虚さを日常的に感じていた。彼は教鞭をとる生涯学習センターの教え子である人妻ミスクと肉体関係を結ぶが、かつてのセックスパートナーであるアナウンサーのミンジュとの情事の日々を忘れられない。一方のミンジュは既婚者である医者の「もうすぐ離婚する」との口約束を信じて終わりのない不倫に溺れていた。ある日、ヒョンデは教授の勧めにより舞台芸術の仕事を得るが、ある夜、彼は依頼主である資産家の女性・ヨンヒとも密事に及んでしまう――。

アイドルグループ「超新星」のソンジェが単独初主演を務めた韓国映画。江陵に暮らすジョンウは俳優の夢をあきらめきれず、オーディションを受けるためにソウルへ通う日々を送っていた。姉のソンウはジョンウが俳優への夢をあきらめ、江陵でゲストハウスを経営して真面目に暮らすことを願っていたが、ジョンウのソウル通いは続いていた。ある日、ソンウの友人でカーリングの元日本代表選手であるヒロコが江陵へやってきた。ヒロコと出会ったジョンウは、江陵の静かな海、時間が止まっているかのような古い町並みに共感しながら、簡単な短い英語で会話をする。満足に言葉も通じない2人だったが、同じ時間を過ごす中で徐々に距離を縮めていき……。ジョンウ役をソンジェ、ヒロコ役をちすんがそれぞれ演じる。