-
戦争の爪痕が残る中東の国境地帯。静寂の夜に響く人々の声と祈りを映し出す、魂を揺さぶるドキュメンタリー。
舞台は、イラク、クルディスタン、シリア、レバノン。長引く紛争によって引き裂かれた国境地帯の「夜」。監督ジャンフランコ・ロージは、そこに生きる人々の日常に静かにカメラを向ける。特定の主人公は存在せず、テロで息子を失った母親、精神科病棟の患者たち、国境を警備する兵士など、様々な人々の夜が断片的に映し出される。暗闇と静寂の中だからこそ浮かび上がる、彼らの悲しみ、不安、そして微かな希望。戦争という現実を、詩的な映像で描き出す衝撃と感動の一篇。
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間100分
- 監督ジャンフランコ・ロージ
- 主演---
-
「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」などのドキュメンタリー作品で国際的に高く評価される名匠ジャンフランコ・ロージが、ローマ教皇フランシスコに迫ったドキュメンタリー。
2013年のイタリア・ランペドゥーサ島から2022年のマルタ共和国まで、37回の旅で53カ国を訪れたローマ教皇に密着。難民問題と紛争に苦しむ中東やアフリカ、そしてアメリカでは平和について語り、イスラム教を国教とするアラブ首長国連邦や、被爆国である日本も訪問、さらにカトリック教会で起きた性的虐待について謝罪する姿も記録する。
さまざまな問題に耳を傾け、出会い、語る教皇らしい姿のみならず、明るく飾らない人間性も映し出していく。
ネット上の声
- ガンジーを例に出して平和のスキーマを世界に提示したフランチェスコ
- 宗教の最高指導者の一人としてなすべきこと
- 元ローマ教皇フランシスコについては、
- 色んな言語で平和を願うスピーチ
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国イタリア
- 時間83分
- 監督ジャンフランコ・ロージ
- 主演---
-
難民問題の最前線、イタリアの小さな島で交錯する日常と非日常を映し出すドキュメンタリー。
舞台は、アフリカに最も近いヨーロッパの玄関口、イタリア最南端のランペドゥーザ島。12歳の少年サムエレがパチンコで遊び、海に出る、ごく普通の日常。しかし、その海の向こうからは、命を懸けて地中海を渡る難民たちの船が絶え間なく押し寄せる。島民たちの穏やかな暮らしと、日々繰り返される壮絶な救助活動。二つの世界が同じ島に存在するという現実。カメラは善悪の判断を排し、ただ静かにこの島の日常と非日常を映し出す。我々が目を背けてはならない現実の記録。
ネット上の声
- イタリアとアフリカの間にある小島、ランペドゥーサ
- 説明ナシ。2時間の映像のあとに見えるもの
- 自分のやり方で思いを巡らせてみよう。
- 想像力を掻き立てないと眠くなります
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間114分
- 監督ジャンフランコ・ロージ
- 主演---
-
2013年・第70回ベネチア国際映画祭で、ドキュメンタリーとしては史上初となる金獅子賞を受賞した作品。イタリアの首都ローマを囲む環状高速道路GRAに沿って建てられたモダンなアパートに住む老紳士とその娘、シュロの木に寄生した害虫の世界に没頭する植物学者、果てしない交通事故の知らせに休む間もない救急隊員、後継者がいないことに悩むウナギ漁師、年老いたソープオペラの俳優、夢と名声を追う若者など、GRA周辺部に住む人々の暮らしをとらえ、その風景の中からイタリアの光と影や欲望と混沌、そこに生きる人々の息づかいを伝える。ジャンフランコ・ロージ監督がイタロ・カルビーノの名著「見えない都市」にインスパイアされて製作した。
ネット上の声
- もう、ローマは終末期に近づいている・・・
- 欧州ウナギもサルガッソー海で産卵するんだ
- これ、外しているよね、深読みが必要?
- 終焉間近の残照を儚むような芸術映画
ドキュメンタリー
- 製作年2013年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間93分
- 監督ジャンフランコ・ロージ
- 主演---