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モダンダンスの始祖として知られるの伝説的ダンサー、イサドラ・ダンカンが亡き子どもたちに捧げたソロダンス「母」をモチーフに、現代に生きる4人の女性の喪失と再生を描いた人間ドラマ。「若き詩人」「泳ぎすぎた夜」で注目を集めたフランスのダミアン・マニベルが監督・脚本を手がけ、2019年・第72回ロカルノ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した。イサドラの自伝を読んでいる振付師アガトは、図書室で見つけた舞踊譜と作曲家スクリャービンの音楽を手がかりに「母」の踊りと向き合う。「母」の公演を控える若きダンサーのマノンは、振付師マリカと対話を重ねながら新たなダンスを模索していく。「母」を観劇したエルザはゆっくりとした足取りで帰路につき、自身の過去と重ね合わせながら今夜の記憶を反芻する。
ネット上の声
- 伝説のダンサー“イサドラ・ダンカン”
- テクストと向き合い、動きと向き合い、芸術と向き合うことはまったく違う人やさらに言
- モダン・ダンスの祖イサドラ・ダンカンが子どもたちを事故で失った後に創作したダンス
- こういうスタンダードに日付のカウント…諏訪監督っぽいドキュメンタリータッチな上に
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国フランス,韓国
- 時間84分
- 監督ダミアン・マニヴェル
- 主演アガト・ボニゼール
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南フランスの港町。詩作に悩む一人の青年が過ごす、ひと夏の彷徨と創造の記録。
夏の南フランス、港町セート。詩人を目指す青年レミは、初めての詩集を完成させるためこの地を訪れた。しかし、インスピレーションはなかなか湧いてこない。海辺を歩き、人々と出会い、恋に落ちるも、彼の心は詩作への焦りと不安で満たされていく。言葉を探し求める彼の孤独な魂の彷徨。果たして彼は、自分だけの詩を見つけ出すことができるのか。一人の芸術家の誕生を瑞々しく描く物語。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国フランス
- 時間71分
- 監督ダミアン・マニヴェル
- 主演レミ・タファネル
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公園で出会った男女と一匹の犬。言葉少なげに過ぎていく時間の中に、人生の孤独と束の間の温もりを描く静謐な物語。
パリの公園、季節は冬。失業中のジョゼフは、ベンチで時間を過ごすのが日課。ある日、彼は犬を連れたミステリアスな女性と出会う。特別な会話を交わすわけでもなく、ただ同じ空間で静かな時間を共有する二人。彼女が誰なのか、どこから来たのか、ジョゼフは何も知らない。しかし、言葉を超えた不思議なつながりが、孤独だった彼の心に微かな光を灯し始める。だが、彼らの出会いはあまりにも儚い。この束の間の交流がもたらすものとは。チェーホフの短編小説にインスパイアされた、現代の孤独を映し出す物語。
コメディ
- 製作年2010年
- 製作国フランス
- 時間16分
- 監督ダミアン・マニヴェル
- 主演レミ・タファネル