ナイトクラブ火災の裏に隠された巨大な医療不正。ペンを武器に、腐敗した国家権力に挑んだジャーナリストたちの執念の記録。
2015年10月、ルーマニアのナイトクラブ「コレクティブ」で火災が発生。多くの若者が犠牲となったが、悲劇はそこで終わらなかった。火傷の治療を受けていたはずの入院患者が、次々と不可解な死を遂げる。この事態に疑問を抱いたのは、一軒のスポーツ新聞の調査報道チーム。彼らは、病院で使われる殺菌消毒剤が、効果がないほど薄められていたという驚愕の事実を暴き出す。一つのスクープをきっかけに、医療システム、そして国家そのものに深く根差した、巨大な腐敗の連鎖が明らかに。内部告発者、被害者家族、そして新任の保健大臣。真実を追求する者たちの姿を追った、息をのむドキュメンタリー。
ネット上の声
- これぞジャーナリズムの力。一つの火災事故から、国の根幹を揺るがす巨大な腐敗が暴かれていく様に息を呑んだ。他人事じゃない。
- ルーマニアの話だけど、日本も同じかも…と考えさせられた。
- 医療従事者として、信じられない内容だった。人の命をなんだと思ってるのか。怒りと無力感でいっぱいになった。
- 内容が重すぎて、見ていて辛くなった。後味が悪すぎるかな…。
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国ルーマニア,ルクセンブルク,ドイツ
- 時間109分
- 監督アレクサンダー・ナナウ
- 主演---