ルーマニアの首都ブカレストの郊外で、親が不在でもたくましく生きる3人の姉弟の日常を追ったドキュメンタリー。ルーマニアで暮らす10歳のトトは、2人の姉と3人で暮らしている。母親は麻薬売買で刑務所に収監中の身、父親の顔は知らない。保護者のいない3人が暮らすアパートは不良たちのたまり場となっており、トトが眠っているとなりで、男たちが腕や首筋に注射針を刺すのが日常の光景だ。やがて、17歳の姉アナもドラッグに手を染めて警察に捕まってしまう。なんとか生活を立て直そうとする14歳の姉アンドレア、ヒップホップダンスと出会うトト、幼い姉弟たちは未来を切り拓こうとする。監督はドキュメンタリー作品を数多く手がけるルーマニア生まれのドイツ人映画監督アレクサンダー・ナナウ。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015インターナショナル・コンペティション部門上映作品(映画祭上映時タイトル「トトと二人の姉」)。
ネット上の声
- 支援する側が励まされるような映画
- ●作品なのか、メッセージなのか。想像力が試される。
- どうしたらこのような映像が撮れるのか、ドキュメンタリーとは何かを考えさせてくれた
- 不安や怒りが押し寄せてくるスピードが早い環境において、一度ハマった快楽から抜け出
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国ルーマニア
- 時間93分
- 監督アレクサンダー・ナナウ
- 主演---