聾唖(ろうあ)者の登場人物により、全編が手話のみで描かれる異色のドラマ。セリフが一切ないため、字幕も吹き替えも存在しない作品で、2014年・第67回カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞。これが長編初監督となるウクライナの新鋭ミロスラブ・スラボシュピツキーがメガホンをとり、プロの俳優ではない、実際の聾唖者たちが役を演じた。聾学校に入学したセルゲイ。一見平和で穏やかに見える学校の裏には、暴力や売春を生業にする組織=族(トライブ)が幅を利かせていた。セルゲイも次第に組織の中で頭角を現していくが、リーダーの愛人アナに恋をしてしまう。そのことがきっかけで組織からリンチにあったセルゲイは、ある決断をする。
ネット上の声
- かなりおもしろい!このスタイルでもっともっと長く見たくなる
- ウクライナに新種のミヒャエル・ハネケを発見
- 生き物の食物連鎖を観察する不思議な気分
- 映画としてどうというより、単に嫌い。
聴覚障害、 バイオレンス、 いじめ、 青春
- 製作年2014年
- 製作国ウクライナ
- 時間132分
- 監督ミロスラヴ・スラボシュピツキー
- 主演ヤナ・ノヴィコヴァ