いけばなの概念を打ちやぶる独創的な作風で知られた香川県出身の前衛いけばな作家・中川幸夫を題材にしたドキュメンタリー。幼少時の病気を原因とする肉体的ハンディとともに反骨精神を身につけた中川は、決まり事だらけの流派いけばなに疑問を感じ、花の生命そのものと向きあうべく最大流派・池坊から脱退。ガラス器の中に詰めこんだ900本のカーネーションから、和紙に真っ赤な花液がにじみ出る「花坊主」、朽ち果てる寸前の雄しべと雌しべを生けた「チューリップ星人」など、花との極限の対話を経て生みだされる衝撃的な作品を次々と発表した。中川が長年にわたってつづった創作ノートや本人の言葉を通し、その驚くべき創作の秘密と壮絶な人生に迫る。
ネット上の声
- ニューヨークで見た作品の一つ!受け入れないといけない人間の部分とかがそのまま表現
- 中川氏の作品は傑出した総合現代美術だが生花主役の作品だから写真や映像での記録が大
- 天空散華、数千枚のチューリップの花びらが空を舞い中心には齢90の舞踏家が魂を表現
- とにかくアラーキーが鬱陶しく、いいからいけばなをみせろ!と叫びたくなる映画
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督谷光章
- 主演---