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ポルトガルの俊英ミゲル・ゴメス監督の長編第3作で、第62回ベルリン国際映画祭でアルフレッド・バウアー賞、国際批評家賞をダブル受賞。仏映画誌「カイエ・ドゥ・シネマ」が選出する2012年のベスト10にも名を連ねるなど、各国批評家筋から高い評価を獲得したメロドラマ。短気でギャンブル好きの老女アウロラは病に倒れ、世話を焼いてくれる隣人のピラールと、無口なメイドのサンタに、「消息不明のベントゥーラという男を探してほしい」と頼む。ピラールとサンタは、アウロラの願いをかねるためベントゥーラを見つけ出すが、彼はすでに正気を失っていた。やがてベントゥーラとアウロラが、ポルトガル植民地戦争が始まって間もない50年前に交わしたという、ある約束が明らかになっていく。モノクロ&スタンダードで描かれる映像美にも注目。
ネット上の声
- クロコダイルの「ダンディー」は見ていた。
- モノクロ&スタンダード&消音 の 魔術。
- 意図が分かってすべてがつながりました
- ワニは見ていた!傑作の余韻を残す。
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国ポルトガル,ドイツ,ブラジル,フランス
- 時間118分
- 監督ミゲル・ゴメス
- 主演テレサ・マドゥルガ
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経済危機に沈むポルトガルを舞台に、シェヘラザードが語り始める現代の千夜一夜物語。人々の魂の叫び。
2013年、緊縮財政に苦しむポルトガル。映画監督が撮影を放棄した現場に、物語の語り部シェヘラザードが登場。彼女は、この国の「休息のない人々」の物語を語り始める。権力者たち、失業者、そして一羽の雄鶏。現実の出来事を寓話として再構築し、風刺とユーモア、そして哀愁を込めて紡がれる三つのエピソード。ドキュメンタリーとフィクションが融合した映像で描かれる、現代社会への痛烈なメッセージ。
ネット上の声
- 造船所の大量リストラとスズメバチによる養蜂への深刻な被害が結びつけられ、そうした
- 現代ポルトガル、造船所の閉鎖とスズメバチの被害により混乱を極める同国の色々を、千
- 『熱波』も好きだったけど、全然違った趣でこういうシュールな、陰陽でいえば陽のタイ
- ミゲル・ゴメスは、ポルトガルの現在を捉えたドキュメンタリー映画と、空想の中に飛び
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国ポルトガル,フランス,ドイツ,スイス
- 時間125分
- 監督ミゲル・ゴメス
- 主演ミゲル・ゴメス
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2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。ミゲル・ゴメスが監督賞を受賞。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国ポルトガル,イタリア,フランス,ドイツ,日本,中国
- 時間---分
- 監督ミゲル・ゴメス
- 主演ゴンサーロ・ワヂントン