差別と偏見、貧困などさまざまな問題を抱えた環境の中で生徒たちに正面から向き合った、実在した中学生教師たちの生き方を描いたドラマ。1985年夏、被差別部落が隣接する大阪市西成区北部の中学校。荒んだ学校生活を送っている生徒たちに、蒲先生ら教師たちは手を焼いていた。臨時教員として赴任してきた加藤先生が生徒に受け入れてもらえず自信喪失する姿に、蒲先生は得意の野球で生徒と向き合うことを提案する。登校拒否になった転校生、家庭を顧みない母親、酒浸りで在日朝鮮人の父と暮らす女生徒、出身地を恋人に告白することができない卒業生、服役中の父親に代わって家庭を支える野球部主将など、さまざまな事情を抱えた生徒たち。蒲先生ら教師たちは、彼らと向き合い、時には生徒の家庭へ強引に入り込んでまで、彼らの生き方を模索する。主人公・蒲先生役を大阪出身の山中アラタが演じる。監督は「秋桜残香」「傘の下」の川本貴弘。
ネット上の声
- 1985年の西成、熱量がすごい。差別とか貧困とか重いテーマだけど、先生たちの人間味あふれる姿に胸を打たれた。すごい映画だ。
- 人と真正面から向き合うってこういうことか。泣けた。
- とにかく熱い。いい映画。
- 内容は良いけど、見ていて辛くなる場面も多かったかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督川本貴弘
- 主演山中アラタ