多くのCMやミュージックビデオを手がけた小松真弓監督が、800年前の景観とほぼ近い姿で奇跡的に守られてきた岩手県一関市特有の食文化である「もち」をテーマに、伝統と生きる人びとの現在を描く。一関市の住民の人びとが出演し、言葉や伝統、感情をありのままの形で残すという手法で、ドラマでありながら限りなくドキュメンタリーに近い作品として製作された。岩手県一関市骨寺に暮らす14歳のユナ。おばあちゃんの葬式で、臼と杵でつく昔ながらの方法で餅をつきたいと言い張るおじいちゃん。家族は手間をかけなくても餅つき機でも同じようにおいしい餅が作れると説得するが、おじいちゃんは頑なに昔ながらの方法で餅をつくという。そんなおじいちゃんの心の機微を敏感に感じたユナは、おじいちゃんにそっと寄り添う。
ネット上の声
- 文化も想いもこうして伝わっていく
- 主人公とおじいちゃんの会話シーンと彼らの演技はなんとも言えない良さがあった
- ストーリーはフィクションであるがそこに映る気持ちはノンフィクション
- ゼミ合宿で一関市に行った時、地元の方達と鑑賞しました
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間61分
- 監督小松真弓
- 主演佐藤由奈