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認知症の母と、共に暮らす娘。過ぎゆく季節の中で、変わりゆく記憶と変わらない愛情を見つめる物語。
認知症が進行していく母・ひろ子さんと、介護する娘・小林さん。長野県の山村を舞台に、母娘の穏やかで、時に切ない日常を8年間にわたり記録したドキュメンタリー。忘れていくことの不安、それでも残る確かな愛情。季節が巡るように、母の記憶はゆっくりと移ろいゆく。その傍らで、娘は母の「今」を静かに受け止め、寄り添う。これは、介護の記録であると同時に、親子の絆、そして「生きる」ことそのものを見つめ直す、愛と記憶の物語。
ネット上の声
- 「もっとゆっくり聞いてほしい もっと私たちの話を聞いてほしい」
- 小林茂監督の和光大学退任上映会にて
- 夜明け前の〜の40年後
- びわこ園の40年後
ドキュメンタリー
- 製作年2004年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督小林茂
- 主演---
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新潟の豪雪地帯。自然と共に生きる老夫婦の静かな日常を追う。そこには、失われゆく日本の原風景と暮らしの知恵。
新潟県の山深い集落。雪に閉ざされる冬、そして緑が芽吹く春。ここで自給自足の生活を営む一組の老夫婦。畑を耕し、山菜を採り、季節の移ろいを肌で感じながら、ただ淡々と日々を重ねる。カメラは彼らの言葉少なな会話と、黙々とした手仕事、そして二人を取り巻く雄大な自然の姿を静かに見つめる。便利さとは無縁の暮らしの中に存在する、本当の豊かさとは何か。風が水面に描く波紋のように、心に静かに広がる感動の記録。
ネット上の声
- 『所詮借りものの偽物だけれどもね。ここは俺のキャンパスだ。』
- 映像に関してまったくの素人だけど、
- ホントつまらない
- ホントつまらない
ドキュメンタリー
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督小林茂
- 主演---
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キューバの片隅、カカオ農園で生きる家族の物語。甘くてほろ苦い、チョコレートが繋ぐ人々の日常と夢。
革命と経済封鎖の歴史が刻まれた国、キューバ。その東部の小さな村にあるカカオ農園を舞台にしたドキュメンタリー。カメラが映し出すのは、幾度ものハリケーンに見舞われながらも、陽気に、そして力強く生きる家族の姿。彼らが先祖代々の製法で手作りするチョコレートは、生活の糧であり、地域の文化そのもの。歌や踊りと共にカカオを収穫し、家族で食卓を囲む。甘くてほろ苦いチョコレートのように、厳しくも温かいキューバの日常と、そこに暮らす人々の飾らない笑顔と夢を丁寧に紡ぎ出す物語。
ネット上の声
- 子供たちの笑顔に救われます
- 宣伝と内容があわない
- 一見の価値あり!
- 『わたしの季節』と比べ、人物個々の違いがなく一様、それこそがスラムの問題なのだと
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督小林茂
- 主演---