全2作品。サミ・マーティン・サイフ監督が制作した映画ランキング

究極の破滅型ボーカリストとして世界にその名を轟かせた夭逝のパンクロッカー、GGアリンと、残された家族の信頼と絆を描いたドキュメンタリー。ライブで汚物を撒き散らして客に襲いかかり、通報されて警察から全裸で逃走するなど狂気のパフォーマンスを連発し、全身でハードコアを体現したGGアリン。93年にヘロインの過剰摂取で急逝してからは、世界中のファンが追悼で墓を訪れては汚物を撒いて帰っていく。「メイキング・オブ・ドッグヴィル　告白」のサミ・サイフ監督がメガホンを取り、GGのバンド「THE MURDER JUNKIES」のメンバーだった兄マールがGGの破滅的なロックンロール魂を受け継ぎ音楽活動や汚物アートを続けようともがく様子や、子どもたちを温かいまなざしで支え続ける母親アリータの姿を、誠実かつ優しいトーンで描き出す。

デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督作「ドッグヴィル」の舞台裏を追ったドキュメンタリー。主演のニコール・キッドマンはじめ出演者全員が撮影方法に戸惑い、混乱し、精神的に追い詰められていくさまが、生々しく映し出されていく。