大阪貝塚市で代々、育てた牛を家族で食肉処理し、販売している精肉店を営む一家を、温かなまなざしで見つめたドキュメンタリー。大阪貝塚市にある北出精肉店では、7代目の長男が肉質を見極めて切り分け、妻は接客にいそしみ、ガレージで太鼓屋の看板を掲げる次男も自ら牛を解体し、なめした皮を使ってだんじり太鼓の皮の張り替えを行っている。しかし、穏やかに暮らす一家の心の中には、その仕事ゆえにいわれなき差別を受け続けてきた父の姿があった。それでも仕事に対する誇りをもって自らを律して生き、命を食べて人は生きるという生の本質を見つめ続けている一家の1年間を記録した。原発開発計画に反対する山口県祝島の人々を描いて大きな反響を呼んだ「祝(ほうり)の島」の纐纈あや監督の第2作。
ネット上の声
- 纐纈(はなぶさ)あや監督による2013年のドキュメンタリー作品
- 忌避されていた業に命を頂く崇高さがあった
- 家族、地域、文化、そして食べるという事
- 「いただきます」の少し前を描いた秀作
ドキュメンタリー
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督纐纈あや
- 主演---