1930年代ソビエト。共産主義の理想に燃える青年が知った、禁断の恋とイデオロギーとの葛藤。
1935年のソビエト連邦。共産主義の理想を信奉する模範的な青年グリシャ。彼はある日、尊敬する外科医ステパノフ教授の美しき妻マーシャに出会い、心を奪われる。それは、集団の利益を優先し、個人の感情を抑制すべきとする彼の信条に反する、許されざる恋。理想と、抑えきれない人間的な欲望との間で引き裂かれるグリシャ。彼の苦悩は、当時のソビエト社会が理想として掲げた「新人類」の姿と、その内面に潜む矛盾を鋭く映し出す。禁断の恋の行方と、青年の魂の選択。
ネット上の声
- パーティーでの男女の幻想シーンは何を見ているのか分からなくさせる文字通り幻想的効
- 豪勢な別荘を舞台に、そこに住む高名な外科医夫婦と彼らに反発しつつも妻に惹かれる青
- ロシア革命後に登場したアブラム・ローム監督のアヴァンギャルドな作品
- 説教くさいところは置いといて、不気味な感じと金の掛け方が気持ちいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国ソ連
- 時間102分
- 監督アブラム・ローム
- 主演---