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消せない過去と、見えない未来。ある男女の出会いが、静かな日常に波紋を広げるヒューマンドラマ。
地方の小さな町で、ひっそりと暮らす女、今日子。彼女は過去のある出来事から心を閉ざし、代わり映えのしない毎日を送っていた。そんなある日、彼女の前に一人の男、明が現れる。彼は都会での生活に疲れ、この町に流れ着いたという。偶然の出会いから、少しずつ言葉を交わすようになる二人。互いの孤独に触れ、凍てついた心が溶け始める。しかし、彼らにはそれぞれ、他人に言えない秘密があった。二人の関係が深まるほどに、過去の影が忍び寄る。彼らが選ぶ愛のゆくえとは。
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督木村文洋
- 主演前川麻子
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青森・六ヶ所村を舞台に描く、故郷と家族の絆。揺れ動く少女の心を捉えた青春ドラマ。
青森県六ヶ所村。高校卒業を控えた少女・美雪は、漠然と上京を夢見ている。しかし、地元で漁師として働く父や、村に残る友人たちとの日々の中で、その決心は揺らぎ始める。核燃料再処理施設の建設問題に揺れる村の現実。変わらない故郷の風景と、変わりゆく人々の暮らし。美雪は、自身の将来と故郷への想いの間で葛藤する。津軽弁の温かい響きと共に、多感な時期の少女の心の機微を丁寧に映し出す。当たり前の日常にある愛おしさと、旅立ちの寂しさを描いた、静かで心に染みる物語。「へばの」は津軽弁で「それじゃあね」の意。
ネット上の声
- 映画は登場人物が多いほうがいいよな
- なかなかです。
- そこで生きていることで家族が崩壊し、家族が欲しいと願う主人公がそこに生きているが
- ひさびさにここに何を書いていいかわからない映画と出会ったな、、、
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督木村文洋
- 主演西山真来
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森県六ヶ所村核燃料再処理工場に言及した「へばの」、オウム真理教幹部とその逃亡を助ける女性の実話をベースにした「愛のゆくえ(仮)」など、社会と個の関わりに問題を投げかけてきた木村文洋監督の長編第3作。東日本大震災から何度目かの夏を迎えた東京。政権与党の政治団体で、新興宗教団体でもある「種子の会」で育った則夫と大和、そして慈。則夫と大和は理想と現実の間に揺れながらも、自身の信念を問い続け団体の中で生きてきた。一方、慈は団体を離れて母親となり、独りで子どもを育てている。彼ら3人の幼少期からの師で、精神的支柱であり、父親的存在でもあるカリスマ・森山周が日本を捨てて姿を消す。宗教団体という特殊な生育環境で育ち、いまだに大人としての自立を実感できないでいた彼ら3人は失踪した森山に会うことで、3人が背けていた何かを取り戻そうとする。
ネット上の声
- 田無タワー撮るならプラネタリウムも撮れ
- 商業映画が避けがちな問題に向き合う姿勢
- 原発の黙示録
- 原発の黙示録
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督木村文洋
- 主演柳沢茂樹