演出家の宮本亞門が30年ぶりにメガホンを取り、能登半島地震を経た人々の再生と希望を描いたショートフィルム。2024年元日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受け、さらに8カ月後の豪雨によって2度目の災害に見舞われた能登で、ボランティア活動に参加した宮本が復興支援を目的に製作。作品の収益の一部は、能登復興のために寄付される。
石川県・能登の山奥。元教師で「黒鬼」と呼ばれていた山本信三は、土砂災害で家を失い、避難所にもなじめず、崩壊した自宅の一角で孤独に暮らしていた。ある日、彼のもとを被災地ボランティアの青年が訪れ、自宅の片づけを手伝ってくれることになった。しかしその青年が、信三の亡き妻の形見をうっかり捨てようとしたことで、激怒した信三は彼を追い出してしまう。だが後日、再び現れた青年は、自身もまた深い喪失を抱えていることを打ち明ける。その話を聞いた信三の心にも、次第に変化が芽生えていく。やがて信三は、被災して倒壊した家に閉じ込められていたときの体験を語り始める。
主演は石川県出身の鹿賀丈史。共演には常盤貴子、津田寛治、根岸季衣らが名を連ねる。本作のメイキング撮影から生まれたドキュメンタリー「能登の声 The Voice of NOTO」が併映される。
ネット上の声
- 自分のこれからの生き方を考えさせられる、素晴らしい映画でした。歴史や伝統の中に、現代人が忘れていた大切なものがあるんですね。感動しました。
- タイトルに偽りなし!見終わった後、なんか自分も頑張ろうって思えた。
- 派手さはないけど、心にじんわりと響く作品。日本の良さを再発見できた気がします。若い人にも見てほしいな。
- ちょっと説教くさいというか、退屈に感じてしまった。自分には合わなかったかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督宮本亞門
- 主演鹿賀丈史