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ある日突然、会ったこともない15歳の娘が出現。平凡な男の日常が崩壊する、奇妙で心温まる親子関係の始まり。
特に大きな夢もなく、平凡な毎日を送っていた男、田中。彼の退屈な日常は、一本の電話によって粉々に砕け散る。電話の相手が告げたのは「あなたには15歳になる娘がいる」という衝撃の事実。会ったことも、存在すら知らなかった娘との突然の同居生活。思春期真っ只中の娘の扱いに戸惑い、父親としての自覚も責任感もゼロ。ぎこちない会話、すれ違う心。果たしてこの奇妙な親子は、本当の家族になることができるのか。予期せぬ出来事から始まる、可笑しくも切ない人間模様。
ネット上の声
- 32分で描き切った世界の重さ
- 開始早々、音の入り口である耳をクローズアップで提示し音の映画である事に非常に興奮
- 2回目 @アテネフランセ
- これは傑作
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間32分
- 監督井川耕一郎
- 主演長宗我部陽子
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隔離の歴史を刻んだハンセン病療養所、最後の時間。百年の記憶が宿る場所で、静かに生を全うする人々の姿を追ったドキュメンタリー。
かつてハンセン病患者が強制的に隔離された療養所。岡山県にある長島愛生園は、その歴史を今に伝える場所の一つ。本作は、この園が「終の棲家」となる最後の世代の入所者たちの日常を静かに見つめる。平均年齢80歳を超え、穏やかに、しかし確かな意志を持って日々を過ごす人々の姿。閉鎖されていく建物、失われゆく記憶。カメラは、彼らの言葉と表情を通して、差別の歴史と、そこで確かに営まれた「生」の証を記録していく。歴史の終焉を前に、我々は何を思うのか。静謐な映像が問いかける、命の記録。
ネット上の声
- 机から崩れ落ちていく緊張感に魅了されつつ、手の寄りが繋げられていく印象的なカット
- 姉が失踪し、残された男と毎夜逢瀬を重ねるを重ねる妹がいた
- ぴあフィルムフェスティバルにて
- 映画に憑かれた者達の 桃源郷
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間35分
- 監督井川耕一郎
- 主演---
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何をやっても中途半端でうだつの上がらない男、文太郎。ある日、彼が密かに慕っていた師匠が急死し、遺産として古びた屋形船「たからぶね」と謎の巻物「色道四十八手」を譲り受ける。師匠の遺言に従い、性の奥義を極めようと修行を始める文太郎。しかし、その秘伝書を狙う妖艶な美女や怪しげな男たちが次々と現れ、屋形船はたちまちお色気と笑いの大騒動の舞台に。果たして文太郎は、数々の誘惑と試練を乗り越え、真の「お宝」を手にすることができるのか。
ネット上の声
- くぅ…10日くらい前に観たんだが、記憶の泥濘に沈み何一つ浮かび上がってこないから
- リラクゼーション。
- なんかこれ、浮世絵の写真が一番の見所ではないのだろうか?(汗)
- お色気映画、または、ピンク映画というジャンルです
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督井川耕一郎
- 主演愛田奈々
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1965年に『あばずれ』で監督デビューを果たし、ピンク映画界で活躍するようになった渡辺護。だが、その一方で同作をしのぐ作品を撮ることができないという不安に駆られもがき続ける。やがて主観カットと客観カットをめぐる独自の理論を構築。自信を取り戻した彼は、ピンク映画史に名を残す傑作を次々と放っていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督井川耕一郎
- 主演渡辺護
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ピンク映画界で名を上げ、数多くの作品を作り続けてきた映画監督の渡辺護。渡辺が育った王子の町、学校をさぼって観た映画のこと、戦時中の空襲や敗戦など少年時代を回想し、さらには渡辺に影響を与え若くしてこの世を去った兄のことが語られる。
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督井川耕一郎
- 主演渡辺護
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1969年には年間10本もの作品を手掛け、ピンク映画界を代表する監督として認められるようになった渡辺護。だが、その一方でいずれ監督ができなくなると考えるようになる。さまざまな作品を作り続けながら、その思いは頭から消えることがなく、1980年代なかばになって自分の時代が終わったと強く感じる。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督井川耕一郎
- 主演渡辺護
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1965年に成人映画『あばずれ』で監督デビューを果たした渡辺護は、以後精力的に活動し、多くの作品の監督を務めてきた。演劇に熱中しテレビドラマの俳優となり、教育映画の助監督を経験した青春時代と共に、デビュー作『あばずれ』の製作秘話が渡辺の口から語られる。
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督井川耕一郎
- 主演渡辺護