死体性愛というタブーを描いた問題作『ネクロマンティック1、2』(V)で悪名高きドイツの映画作家、ユルゲ・ブットゲライトが『ネクロマンティック1』に続いて自殺と死をテーマに描いた1編。監督のブットゲライト、製作・撮影のマンフレッド・オー・イェリンスキー以下、スタッフのほとんどが『ネクロマンティック』と同じメンバー。音楽は『ネクロマンティック』の主演俳優でもあるダクタリ・ロレンツと、“月曜日の男”として出演もしているヘルマン・コプ、ジョン・ボーイ・ウォルトンの共同。89年に製作されたが、ベルリン裁判所から「国内での上映禁止」ばかりか「作品のネガはもちろん、その映画の製作に関わった全ての素材の廃棄処分」、さらに「ドイツ国外持ち出し禁止例」という前代未聞の裁判命令を発令された。日本での劇場公開に当たっては、監督自らニュープリント作成のためにネガを海外に持ち出し、国外の現像所で作業の後、再びドイツ国内にネガを密輸するという手段を経て、ドイツ映画配給協会の協力で「日本国内のみ限定上映」という条件で公開された。
ネット上の声
- ユルグ・ゲットブライト監督死の三部作最終章!
- アートでパンクな死の詰め合わせ7日分
- 記憶にへばりついていた作品。
- 死の王→しのおう→死のう
サスペンス
- 製作年1989年
- 製作国ドイツ
- 時間80分
- 監督ユルグ・ブットゲライト
- 主演ヘルマン・コプ