母を失い、灰色の廃墟を彷徨う子供たち。現実と幻想が入り混じる、美しくも残酷な映像詩。
19世紀末、ロシア。母を亡くした幼い兄妹、ワーシャとソーニャ。厳格な父と継母のいる家から逃げ出した二人は、廃墟となった古い城に住み着く。そこは、物乞いや泥棒をして生きる浮浪児たちの隠れ家。灰色の石壁に囲まれた世界で、子供たちは大人たちの干渉から逃れ、独自の社会を築いていく。しかし、その自由は常に飢えと危険と隣り合わせ。厳しい現実の中で、彼らが見つける一筋の光とは。ソ連時代の検閲で監督の名がクレジットから外された、キラ・ムラートワ監督の幻の傑作。
ネット上の声
- あの人形はジュモー社製
- 不思議な魅力
- 序盤で意識が遠のいてそのままほとんど気を失っていたが廃墟と緑がかってジメジメとし
- 館内がずっと蒸し暑くて、暑いなあクーラーつかないのかなあと苦しみながら寝落ちして
- 製作年1983年
- 製作国ロシア
- 時間83分
- 監督キラ・ムラートワ
- 主演イーゴリ・シャラーポフ