日本最東端、ロシア国境の街・根室の海岸沿いの荒野に、一人の男(菅田俊)が、潮風にさらされるがままの朽ちた廃墟のトーチカ群を見すえたまま、じっとたたずんでいた。その光景を、戦争遺跡の写真を撮っているという女(藤田陽子)が偶然目撃するが、その男はあたかも女のまなざしから逃れるように謎の言葉を残して、その場から立ち去ってしまう。
ネット上の声
- 静寂と闇を愛する人へ
- ロマンポルノ以後の日本映画史に、たった一本の映画で立ち向かい得る映画があるとすれ
- ここに身を隠させる/ここから暴力を放つというトーチカの持つ機能的両義性を時間と空
- 「ミツバチのささやき」的な距離の感覚や、「エル・スール」的な時間の感覚
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督松村浩行
- 主演藤田陽子